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三浦知良
新潮社
¥ 777
(2011-01-14)
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三浦知良選手(KAZU)のエッセイ集です。2006年から2010年の5年間、日経新聞に掲載されていたものです。ここ数年、日経新聞を購読していないもので(ビジネスマン失格ですね。。。)、時折このエッセイがブログやtwitterで話題になっていると、その度読みたいなぁと切望していたので、この本は書店で見つけるなり即買いしました。
語りかけるような文体ですので大変読み易く、通勤途中の電車で読み進めました。途中、ウルウルきちゃうような内容も沢山ありました。KAZUと言えば、1998年フランスW杯の代表発表や1997年のイランとのアジア第三代表決定戦での途中交代のシーンが今でもすぐに思い起こせます。プライドをズタズタにされるような仕打ちを受けても前進を続けられるのは何故か、それがこの本から伝わってきたからです。また、驚かされたのは競技としてのサッカーに限らず、ビジネスとしてのサッカー、文化としてのサッカーについても分かり易く表現されていたことです。おそらく、これは若い頃から世界中で現場で自分自身で体験したり、思いっきり遊んだり、そんな多くのインプットがあったからこそのアウトプットなんだな、と感じました。
KAZUにとっては、サッカーは「得意なもの」であり、「好きなもの」。だから、もっともっと上手くなりたい、輝きたい、という渇望が自然と湧き出してくるのでしょうね。
特に印象に残った箇所を書き留めておきます。