2008.09.24 Wednesday
JUGEMテーマ:ビジネス
ラブレター?が流行っているようですね。
想いよ届け!ラブレター@バンガードに贈る言葉
from カウンターゲーム
想いよ届け!ラブレター@住信AMに贈る言葉
from かえるの気長な生活日記。
実はボクも一通のお手紙をお送りしていました。
こちらのエントリ で次のように書きました。
フィデリティ証券 での【STAMグローバル株式インデックス・オープン】 への積立開始にともなって、【トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド】への積立を継続すべきかどうか、揺れています。
詳しいことは近々エントリに書く予定ですが、月内に結論を出す予定です。
お手紙の宛先は・・・
トヨタアセットマネジメント株式会社
です。
ボクが送ったお手紙の文面は以下の通りです。
2008年9月10日
トヨタアセットマネジメント株式会社
代表取締役社長 生田 卓史 殿
”rennyの備忘録”の管理人 renny
http://renny.jugem.jp/
ご質問
突然に不躾なご質問となることを最初にお詫び申し上げます。
私、投資・資産運用に関するブログ、”rennyの備忘録”を運営しております、rennyことYと申します。
私は、貴社が設定・運用されている【トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド】を設定直後から保有しており、現在も毎月積立で買い付けております。
素晴らしい商品をご提供してくださり誠にありがとうございます。
今般お尋ねしたいのは、このファンドの信託報酬についてです。同じようにファンドの名前に「バンガード」を銘打ちVanguard Groupのファンドを組入れたFoFを設定・運用・販売しているセゾン投信は、具体的な金額こそ明示しておりませんが純資産総額の増加と共に信託報酬の逓減する意思を投資家に表明されています。これに対して、貴社からはこうした信託報酬の逓減について一切のコメントを耳にしておりません。Vanguard Groupは、その創業時以来、資産運用に掛かるコストの重要性を一貫して強調しているものと承知しておりますし、現実に彼らの運用するファンドにおいては信託報酬が逓減されております。その一方で、ファンドの名前に「バンガード」を銘打つ貴社のファンドにそうした精神が息づいているのか否か常々疑問に感じておりました。
つきましては、以下の2つの質問に対してご回答を承りたく存じます。
1)純資産総額の増加に応じた信託報酬逓減のご意向をお持ちか否か?
2)1)の意向をお持ちであれば、そのトリガーとなる純資産総額は如何程か?
xxxxxxxx@xxxxx.xxx 宛てに、9月24日までに電子メールでご回答を頂戴できれば幸いです。なおご回答内容につきましては、拙ブログにて公表させていただく所存です。
以上ご多忙のところ大変恐縮ですが、ご高配賜りますようお願い致します。
ラブレターのような甘さヌキのど真ん中ストレートの質問です。この質問に対して本日、先方から回答を頂戴しました。
平成 20 年 9 月 24 日
Y 様
トヨタアセットマネジメント株式会社
9 月 10 日付の"ご質問"書への回答について
拝啓 新涼の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、誠に有難うございます。
また、Y様より頂戴した 9 月 10 日付の"ご質問"書によれば、弊社設定トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドを、設定直後から保有・買付継続とのこと、重ねて厚く御礼申上げます。
さて、同書にてお尋ね頂いている信託報酬について、以下の通り回答させて頂きますので宜しくご査収賜ります様、お願い致します。
先ず、セゾン投信様のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの信託報酬についてですが、同ファンドの目論見書(2008 年 9 月版)を拝見する限り、"純資産の増加と共に信託報酬の逓減する意思"は記載されていないものと理解しております。目論見書に明示されている事項以外のご"表明"については、同社へお問合せ下さい。
次に、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドの信託報酬等については、信託約款に基づき、信託報酬=年 1.05%(税抜 1.0%)、組入外国投資信託の管理費用を加えた実質的な信託報酬=年約 1.27%(税抜 約 1.22%、組入外国投資信託の管理費用は 2007 年の実績値ベースの概算)とさせて頂いており、"純資産の増加と共に信託報酬の逓減する"仕組となっていないことは、Y様のご指摘の通りです。
信託約款・有価証券届出書・目論見書その他の開示文書に記載されている以外の信託報酬に係る事項、或いは信託報酬の今後の取扱いに関し、本ファンドを含む個別のファンドについて回答することは、差控えさせて頂きたく存じます。
ご高承の通り弊社は、「お客様第一主義」に基づき「お客様の立場に立った商品を提供」することを旨とし、良質な運用を低廉なコストで提供させて頂くことを目指しております。
"純資産の増加と共に信託報酬の逓減する"仕組は、これらの内"低廉なコスト"の実現方法の一つではありますが、投資信託の商品性はご投資家のニーズ・投資対象・投資方法・諸費用・関係法人等、様々な要素を総合的に勘案して決定・維持・変更してゆくべきものと考えており、現時点ではこれを採るに到っておりませんので、ご質問 1)への回答は"いいえ"ということでご理解下さい。
但し、Y様のご指摘は、ご投資家の貴重なご意見の一つとして、今後の検討に活かして参りたいと存じます。
今後とも、弊社及び弊社設定投信へのご愛顧を、何卒宜しくお願い申上げます。
敬具
クレームのような失礼なお手紙に対して、このように誠実にご対応してくださったことについて大変有難く思っています。先方の考え方を十分理解する事ができました。このお返事を読んで【トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド】の積立を継続するかどうか、即座に結論を出すことができました。その意味でも感謝です。
結論:積立は中止します。ただし、現在の保有分は当面売却せずにホールドし続けます。"純資産の増加と共に信託報酬の逓減する"仕組の実現を、ほんのちょっぴりだけ期待して。(それこそ「甘い」考えかもしれませんが。)
<追記>
その後:このファンドは全て解約しています。
<追記 了>
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