CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
renny 注目の投信会社
ガンバレ!
MoneyForward、ライフネット生命、FC東京、cakes
アクセスカウンタ etc
この日記のはてなブックマーク数


since Jan. 9 2007



ブログパーツ
MOBILE
qrcode
<< 楽天証券でもバンガードETF | main | ユニオン投信が募集を開始しました!!! >>
「運用立国」で日本は大繁栄する
JUGEMテーマ:ビジネス


無事伊豆旅行から帰ってまいりました。天候はイマイチでしたが、たっぷり楽しめました。やっぱり、伊豆は良いですね。その旅行の備忘録はあらためて。

旅行出発前の予告どおり、こちらの本の感想を書いてみたいと思います。

澤上さんのこの本での論旨は以下のように理解しました。

日本がニューヨークやロンドンのような金融センターを目指すのは土台ムリ。
間接金融の水にどっぷり浸った国内のプレイヤーがそのような環境ではサバイブできないから。一方、欧米のプレイヤーはアービトラージ、レバレッジ等々により急速に短視野化してしまい、どっしりとした本格的な長期投資のスキルを大幅に損なってしまっている。ここでしっかりとリスクマネーを供給し、なおかつ、どっしりとした長期投資を実践することができれば、日本は独自のポジションを築けるぞ、というもの。

SHINOBYさん、カン・チュンドさんのエントリに近いものを感じました。

アルファ(α)からベータ(β)へ
from SHINOBY'S WORLD


果たしてこんな時期に投資を始めてよいのか?
from カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け!
面白く読めたのは『第6章 個人マネーを長期の株式投資に誘導する起爆剤としては、「国民ファンド」を設定するとおもしろい』です。過去何度か澤上さんがこうした提言をされているのは知っていましたが、あらためて読んでみて感じたのは、実現は難しそうだけどユニーク、ということです。投資対象を日本株式に限定する、とされているところに澤上さんの愛国心を感じます。以下のご意見にもそれが強く感じられます。


 考えるまでもないことだが、世界第2位の経済大国で最大の債権国なのに、日本の投資家が自国の株式市場を買おうとしないなんて、不自然であり不気味なことでもある。
 海外の投資家からみれば、なにか自分たちには察知できない悪材料がかくされているのではないかと、疑心暗鬼になっても不思議ではない。
(142ページ、『第5章 東京証券取引所を、世界最大の株式市場に復活させる』


「国民ファンド」について、詳しくはこちらの本を読んでみてください。このアイデアで心配があるとすれば、ミソ(=「国民ファンド」)とクソ(=「日本版SWF」;今となっては風前の灯だとは思いますが。こんなことに時間を割くのもバカバカしい!)も見境の無いセンセイたちに悪用されることでしょうか(笑)。

現在の世界経済の不安については、こんな予言をされています。

 現時点であれこれというのは早急すぎるが、おそらく米国や欧州の金融機関はサブプライム脱却を、あっという間に果たしてしまうだろう。その横で、一部の金融機関は姿を消していくことになろう。ほとんどが、民間の手で自主的かつ自己責任的に処理されてしまうはず。
(93ページ、『第3章 日本には、リスクマネーが存在しない』)


的中しているような気もしますね。

「重箱の隅」的なツッコミを一つ。

 純資産残高がコンスタントに増加している投信というのは、それだけ運用成績も良く投資家顧客が横へ横へと広がっている・・・
(232ページ、『第8章 草の根ベースで、運用立国への歩みは着々と進んでいる』)


とありますが、最近のように株価下落等が大きいときは純資産残高=純資産総額だけを見ているだけでは分かりません。顧客の支持を量るという意味では、受益権口数がより重要、というのがボクの意見です。
純資産総額が教えてくれないこと
(澤上さんの想いに反して?外国株式インデックスファンドへの投資が徐々に伸びていることがよく分かりますね。)

最も印象に残ったのは、あとがきの「年金の運用は不要」です。それなりの運用成果を求められるために制約ばかりが多く、結果、ガチガチで融通性が無くなり、短視野化に陥る。したがって、年金で運用すべきではない、そもそもムリというご意見です。このご意見を目にして、その通り!という思いを強くしました。キッカケは、某民放の「報道xxxxxx」の"モ○スターキャスター"F氏が「年金が株で運用して5兆円で損を出して・・・」とヒステリックに叫んでいる姿です。あんな人のおカネと一緒くたにされて運用されているくらいなら、別々にしてもらった方がええわ、と思いました。年金制度は今や一種の公的産業で雇用問題も非常に大きいでしょうから、澤上さんが提言されるような姿の実現は極めて困難だと思いますが、心情的には澤上さんのご意見に賛成です。

いつもの「澤上節」と言えばそうなのですが、切り口がちょっと違って面白い一冊でした。

--------------------------------------------------------
人気ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします。
ブログランキング にほんブログ村に登録しました。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

blogranking 

カブク<br />
ンブログマーケットランキング投票




| 投資関連書籍の読書 | 10:00 | comments(3) | trackbacks(0) | 


コメント
今『日本経済のリスクプレミアム』(山口勝業)という本を読んでいる最中なのですが、日本人が日本株を買わなくなっり理由は、日本人がリスクをとらなくなったとかではなく、日本株のリターンが落ちた、ファンダメンタルズ・リターンが落ちた、ということに尽きると思います。

日本企業の収益力が海外企業との相対的な比較でアップすれば、必ずファンダメンタルズ向上に呼応する様に、日本株にもお金が戻ってくると思います。
| レバレッジ君 | 2008/09/23 10:09 AM |
さわかみ氏は偽善者であることがだんだんわかってきました。

セミナーでは、さわかみファンドは倍になるとか5倍になるとか
金融商品販売法違反のことを公言します。

何よりも、嫌なのは、自分の息子 (高卒で何の金融トレーニングも受けていない)に、
正ファンドマネジャーを世襲してしまったことです。

全て解約しました!
| 龍嫌い | 2008/09/24 11:39 PM |
レバレッジ君さん、コメントありがとうございます。

>日本企業の収益力が海外企業との相対的な比較でアップすれば、

この条件が成就するかどうか、それがポイントですね。
| rennyです | 2008/09/27 11:11 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック