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3つの収穫 / 投資信託 「嘘」と「本当」
JUGEMテーマ:ビジネス


まず何よりも先に今回の特集で忘れられない一言を書き留めておきたいと思います。



投信の信託報酬は投資顧問会社と比べて高いと批判する人は、100万円持って有名な投資顧問会社に行ってみればいい。一流どころは相手にしてくれないから。



投資信託 嘘と本当でご紹介した、週刊東洋経済2008年7月5日号の感想を遅ればせながら。

今回の特集ですが、最後に御紹介する他のブログのエントリでも指摘されていますが、「これから投資信託で資産形成に挑戦してみよう!」という方にとっては適切な内容とはとても言えません。
同じ「週刊東洋経済」でもこちらの別冊の方が遥かに段違いに(いや較べるのが可哀相!)適切な一冊です。
しかし、どうやら既に絶版みたい?です。

特にヒドイと感じたのは、業界側の視点で編集されていないように見せかけているものの、狡猾に彼らの主張が反映されているような仕上がりになっているところです。
とりわけ、(業界にとって手取りの良い)新興国をクローズアップして取り上げるあたりに特にそういう意図をボクは感じました。

もう一つお粗末極まりないと感じたのは、しんのすけさんもこちらのエントリでご指摘されていますが、「平均」という概念を実に巧妙に歪曲して使用していることです。¥89ページのリッパー・ジャパンの方が書いたコラムもお粗末です。曰く


翻って(平均の)募集手数料、信託報酬ともに日本より高かったイギリスとドイツはどうかというと、純資産残高、資金流入共に飛躍的に伸びている。



だそうです。いかにもなるほど、と思わせそうな内容ですが、イギリスとドイツで支持されている投信がどんな商品かキチンと調べてから書くべき内容ではないでしょうか。(残念ながらボクは知りませんけど。)支持を集めているのはコストの安い商品だけど、ファンド全体の手数料を平均したら日本より高かった、というのが事実だとしたら・・・ボクはインチキだと思います。ま、リッパーといえば、衝撃のリポートを入手!!(その1)衝撃のリポートを入手!!(その2)でもお分かりの通り、この手のコラムは朝飯前なんでしょうね。

そして、この特集の中で数少ない橘玲さんのインタビュー「海外ETFで世界の成長を丸ごと取り込む」(76ページ)は掲載面の背景等が微妙で、何だか読み難く感じたのはボクだけでしょうか。

ま、そんな特集ですが、個人的には3つ収穫がありました。
第一の収穫は、『「貯蓄」から「投資」へ』とはいうものの、業界のホンネは別のところにあるのではないか、ということです。
つまり、業界が、
投資信託が今よりもっと広く遍く普及することを必ずしも望んでいない、
ということがよくよく分かったということです。
冒頭に挙げた一言からもそれはよく分かります。こんな発言をする御仁を業界側の「論客」などと言わせてしまう、そんな業界であるところにそれを感じます。
投資信託が今よりもっと広く遍く普及すれば、カモも増えるかもしれません。
しかし、一方で自分のアタマできちんと考える投資家も増えることになります。
Webで情報を入手して判断するそんな投資家が急激に増えられるのも困る、そういう考えなのでしょう。

第二の収穫は、昨年話題にしましたこちらの一件(逃げた(?)投信協会長(週刊ダイヤモンド「金融商品の罠」 from 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」)の背景がよく理解できた、ということです。
業種別ETFを東証に上場させるという呆然、唖然の大和投信の社長にして、投資信託協会の会長のインタビュー記事を見て感じました。
「山崎元さんと対談させたら、コテンパンにやられちゃうな」と。
そういう面で対談を首尾良く?回避したのは、投資信託協会の事務方の会心のファインプレー!だったんですね。
こちらのインタビューで気になった点を取り上げたいと思います。



政府に働きかけているのは、企業が導入した確定拠出年金(日本版401k)の掛け金拠出を、企業だけでなく会社員個人にも認めることだ。



この働きかけ、誠に結構だと思います。しかし、その前にもっと簡単にできることってありやしませんか。それに対する説明責任を徹底してもらいたいものです。もっと簡単にできること、それが「格差」をあらためて実感でご紹介した「格差問題」です。
イーノ・ジュンイチさんもご指摘です。
なぜ確定拠出年金専用の投資信託は一般に売ってないのだろう?
from 投資信託のブログ|ファンドの海


もう一つ。


最近、直販で独立系の投信会社が増えているが、チャレンジャーがどんどん出てくることは、運用の競争原理からいって反対することではない。(中略)問題は、規模が拡大していったときに、投資家にきちんと説明責任を果たせるかどうか。その辺の運営の仕方が未知数だ。



説明責任を果たせるかどうか、って直販・独立系投信会社だけの問題でしょうか。
直販・独立系投信会社の月次レポートを出すタイミング、レポートの内容、まだまだ未熟なところはあるかもしれませんが、日々研鑽されているように感じます。説明責任を果たしているかどうか判断するのは、投信協会・業界ではありません。

投資家です。


第三の収穫は、冒頭の発言を言い放った御仁の所属が判明したことです。
こちらの本の著者プロフィールでは「投信(委託)会社のチーフ・ファイナンシャル・ストラテジスト」と紹介されていましたが、その所属は明らかではありませんでした。
この御仁の現在の所属は、ドイチェ・アセット・マネジメントだそうです。
自分の保有する投資信託を確認しましたが、関係のありそうな商品が一切含まれておらず胸を撫で下ろしました。
この御仁が所属されている投信会社には、ボクは信じて託すことは決して出来ません。
ま、先方もこんな小賢しい零細個人投資家には興味が無いのでしょうけれど。

週刊東洋経済としては、大口の広告主である金融機関に配慮しつつ、インパクトを与えようという試みだったのでしょう。

しかし、中途半端!

再びこのような特集が組まれるのか分かりませんが、この延長線上であればもう買うこともないでしょう。

今回の特集を取り上げられているエントリをご紹介しておきましょう。

週刊東洋経済 投資信託「嘘」と「本当」
from 20歳からの投信による資産形成


週刊東洋経済特集「投資信託・嘘と本当」はヒドイ
from ホンネの資産運用セミナー


東洋経済の投資信託特集にだまされるな!
from SHINOBY'S WORLD


週刊東洋経済「投資信託嘘と本当」は記事に嘘と本当が混ざってる
from Site.M from 新所沢


投信業界の手数料はなぜ高い、週刊東洋経済の誌上で対決
from 投資信託のブログ|ファンドの海


週刊東洋経済の特集「投資信託 『嘘』と『本当』」はインタビューが面白い
from 投資信託のブログ|ファンドの海


橘玲が海外ETFにコメント/山崎元vs松尾健治の論争 『週刊東洋経済』
from チラシの裏


投資信託 嘘と本当
from 星とりんご


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| 投資関連書籍の読書 | 00:54 | comments(8) | trackbacks(1) | 
コメント
どらやきやです。

私もドイチェ・アセット・マネジメントの
松尾さんのコメントにはガッカリしました。

冒頭の「100万円持って、有名な・・・」
も頭にきたのですが

最後の「税金を払のは悪いことだとは思わない。」
ドイチェや松尾さんは、どれだけ進んで払っているのだろうか?

これで販売側の見方が良くわかったような気がします。
「個人で100億円払える・・・」などど、
手数料の高さの論理をすり替えていますね。

高い・安いは買う側が決めることですよね。

ドイチェのファンドに用はないので
どうでもいいのですが。

| どらやきや | 2008/07/05 6:29 AM |
今回の東洋経済は、インデックス派に(批判的な)興味を持たせるような題材を利用して、単に雑誌の売り上げを上げようとしているようにしか思えませんでした(私にとってはどうでもいいような内容だったので、あえて買わずに立ち読みでぱっぱと済ませました)。
| とおりすがり | 2008/07/05 8:57 AM |
私も東洋経済をよみました〜。
立ち読みしたけど、色々分解・分析してみたかったのですが、インデックス投資がいいというFPさんのコメントがありましたが、何故か特集は、グロソブ。グロイン、さわかみ。。ちょっと〜PRU海外債券マーケットパフォーマわないの?(苦笑
という感じでした。
インデックスファンド比較や、構成が実は微妙に違うんだよ・なんってーのや、ヴァンガードとフィデリティーで年金投資への考え方が違うのか?とかそーいうのないでしょうか。。

海外株式インデックスファンド同士でもどれがいいんだろー、信託報酬が違うだけ!? 実はアマリ調べていません。。。
| silencejoker | 2008/07/06 1:32 PM |
かにマジンさんの紹介を契機に久しぶりのコメントです。

本件に関しては

http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/859563.html#comments

にコメントした通り、まるで老舗デパートの地下で発癌物質の検出されたうなぎを売っているかのごとく印象を受けています。

でrennyさんが別の記事でロイターという別ブランドでも云々を読むとブランドが高まり、巨大化すると逆に管理が疎かになるのかと言う気もします。

でちなみに問題の本は私自身は読んでいないないのですが別の意味で読みたくなりました。といっても買う気にもなれません。
| masaru | 2008/07/06 3:01 PM |
確かに片一方でETFを紹介しておきながら、もう片方でグロソブを持ち上げるような記事を書いておくと、やはり信憑性に疑問を持ってしまいますね。

海外債券ならぜひ、グロソブ(1年決算型)とPRUなどでどれだけリターンの差が出ているかを示せばよかったと思うのですが。
| 新幹線 | 2008/07/07 8:56 AM |
多くのコメントありがとうございます。

>どらやきやさん、

多分ずーーっとこうした主張を続けられるのでしょうね。それで「逃げ切れる」とお考えなのでしょう。それも一つの考え方ですね。
当の本人はどんな資産運用をされているんでしょう?
こういうヒトに限って、コストの安いインデックス運用商品中心だったりするものです。

>とおりすがりさん、

実際売れたのでしょうか。長期的な視野に立つと、この特集が雑誌のイメージに大きな影響を与えたようにも思うのですが如何でしょうか。

>silencejokerさん、

インデックス商品を特集しても、広告が集まりませんからね。致し方無いと思います。

>masaruさん、


>>でちなみに問題の本は私自身は読んでいないないのですが別の意味で読みたくなりました。といっても買う気にもなれません。

「立ち読み」です。あの本におカネは払えません。

>新幹線さん、

「広告獲得に不利な情報、データは載せない」という編集方針だったりして???
と邪推しています。
| rennyです | 2008/07/07 6:28 PM |
いまさらですが当該の雑誌に目を通しました。

東洋経済に限らずビジネス誌が特集を組む場合(名古屋特集や生命保険特集など)は、まず「こういう特集やります!」と宣言して広告主集めてから企画スタートなので広告目当てになるのはいつものことですが・・・。東洋経済はダイヤモンドと違って産業界よりじゃない雑誌かと思っていただけに残念ですね・・。
| ふぁーぶ | 2008/07/14 5:12 PM |
ふぁーぶさん、コメントありがとうございます。

他の分野については何とも言えませんが、こと「資産運用」に関しては、週刊ダイヤモンドの方が遥かに需要サイド、つまり個人投資家側の立ち位置だと見ています。

週刊東洋経済別冊の「投資信託ベストガイド」は良い本だっただけに、今回の特集は本当に残念な内容です。
| rennyです | 2008/07/14 6:40 PM |
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週刊東洋経済「投資信託・嘘と本当」を読んでみた
すでにあちこちのブログで話題沸騰中?の週刊東洋経済「投資信託・嘘と本当」を読んでみました。 ・・・・・パラパラと立ち読みしただけですけどね( ̄▽ ̄ さすがにアレだけ叩かれてると、野次馬根性がメラメラと沸いてこようというものです。
| ぶち犬アセットマネジメント | 2008/07/06 8:03 PM |