CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
renny 注目の投信会社
ガンバレ!
MoneyForward、ライフネット生命、FC東京、cakes
アクセスカウンタ etc
この日記のはてなブックマーク数


since Jan. 9 2007



ブログパーツ
mailform
MOBILE
qrcode
<< k2k2invest-2016 #32 (2018年8月末) | main | モーニングスターの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2018年8月末) #23 >>
この20年で改善された資産形成のための投信事情/本日のスープ99皿目

JUGEMテーマ:インターネット

 

 

本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
99皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

前回の1皿でm@さんが言及された、つみたて投資専業の証券会社「tsumiki証券」。10年後に今を振り返った時、大きな転換点として認識されるのではと。というのもIT革命後の日本の投資信託をめぐる動きを振り返っていたら、

 

  • 2000年頃に誕生したネット証券と独立系運用会社
  • 今年2018年のつみたてNISA制度とtsumiki証券

 

 

この2つをひとつの線でつなぐこともできるように思えてきたから。

 

 

見識のある個人投資家が嫌悪感をいだく、従来の投信ビジネスモデルは以下のようなものだ。

 

 

投信を販売する証券会社が主導して、グループ内の運用会社と結託し、旬のテーマの投信を作っては潰す。顧客には約2年に1度の回転売買を進めて、販売手数料を稼ぐ。顧客はカモにされるばかりで投資の裾野は広がらず、運用会社も長期投資の腕を磨くこともできない。

 

 

今なおこの業界で未解決の問題で、ここ数年は金融庁が年次の「金融レポート」で繰り返し批判し、昨年には「顧客本位の業務運営に関する原則」を制定。顧客の利益を軽視する金融機関は淘汰されるべき!と強い姿勢で臨んでいる。

 

 

だが若いうちからの資産形成という観点であれば、この20年で上記の課題は着実に改善されていったように思う。

 

 

課題解決の一端を担ったのが2000年頃に登場した、インターネット専業証券や大手金融グループに属さない独立系運用会社だ。店舗を持たないネット証券は、販売手数料ゼロで信託報酬も低廉なインデックスファンドの拡充に抵抗がなく、また販売会社を通さず自社の投信を直販する運用会社は、顧客の長期的な資産形成に資する投資信託を設定していった。

 

 

こうして現在の30〜40代の資産形成層には、インデックスファンドを中心にした積立分散投資が定着しつつある。ただしあくまで意志を持って資産形成に取り組んだ一部の層に限られた話だ。このままでは投資に踏み出せない層との格差が大きくなってしまう。

 

 

ネット証券は顧客の資産を毀損するような押し売りはしないが、たとえばSBI証券、楽天証券ともに約2,600本の投信を並べているだけ。ここから自分で選べと言われたら、投資未経験者は尻込みしてしまう。対象投信を絞ったつみたてNISA制度の創設は、こうした問題に対処するための政策だったとも言えるだろう。

 

 

しかし当初は50本程度に絞られていたつみたてNISA対象もしだいに数が増え、今や150本を超えてしまった。ここに新たなビジネスチャンスを見出したのが、つみたてNISA対象の投信から4本のみを厳選して販売するtsumiki証券、ということになるだろうか。

 

 

上記のように約20年を振り返ると、新規参入によって、資産形成層の投資環境は改善が進んでいる。しかし銀行や証券会社の窓口での取引をメインとしている高齢者の環境は、20年前から時計の針は止まったままだ。日本の個人金融資産の6割を60代以上が保有していることから、投信ビジネス全体の改善は道半ばといったところだろうか。

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

 

 

これまでの98皿です。

<1皿目>
「本日のスープ(仮)」はじまるよ!
「投資をめぐる三重奏(仮)」はじまるよ!
「マットーネ :mattone(仮)」はじまるよ!

<2皿目>
「本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜」でいかがですか?

<3皿目>
おいしさ=味×心/本日のスープ3皿目

<4皿目>
株を持つという事は自分が関係者になること/本日のスープ4皿目

<5皿目>
「株式投資」:「安く買って高く売る」こと?それだけ?  /本日のスープ5皿目

<6皿目>
投資と資産運用の素因数分解/本日のスープ6皿目  

<7皿目>
株式投資はじめてものがたり/本日のスープ7皿目

<8皿目>
株式投資が世界を、未来を変えているかも/本日のスープ8皿目

<9皿目>
セレンディピティ/本日のスープ9皿目 

<10皿目>
利益の源泉は"ありがとう"/本日のスープ10皿目

<11皿目>
研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけ/本日のスープ11皿目

<12皿目>
時代遅れの投信業界を目覚めさせたい/本日のスープ12皿目

<13皿目>
わかりにくい仕組みのままハードルを下げた投資信託/本日のスープ13皿目

<14皿目>
個人投資家は「舌」を鍛えよう!/本日のスープ14皿目

<15皿目>
食と投資の共通危機/本日のスープ15皿目 

<16皿目>
投資信託の見える価値と見えない価値/本日のスープ16皿目

<17皿目>
いでよ、アイアンシェフ/本日のスープ17皿目

<18皿目>
母のおかげで投資の世界へ/本日のスープ18皿目

<19皿目>
競馬から株式投資へ/本日のスープ19皿目

<20皿目>
学資保険に「ダメだ、こりゃ」と直感したのが、投資を始めたきっかけ/本日のスープ20皿目

<21皿目>
お金の法則/本日のスープ21皿目

<22皿目>
身近な投資ツール/本日のスープ 22皿目

<23皿目>
投資信託が投資のイメージを変えなきゃ!/本日のスープ23皿目

<24皿目>
時価が変わる世界に慣れるには?/本日のスープ24皿目

<25皿目>
信じるものに救われる/本日のスープ 25皿目

<26皿目>
時価のある世界にすぐに慣れた理由/本日のスープ26皿目

<27皿目>
和敬清寂/本日のスープ27皿目

<28皿目>
ファンドマネージャーの行動を評価したい/本日のスープ28皿目

<29皿目>
価値観を語り、運用方針の大枠を説明し、それが実践されたかどうかをレビュー出来る、そんなファンド(マネジャー)を希求するのには理由があります。/本日のスープ29皿目

<30皿目>
小型株に投資してこそプロの日本人だ/本日のスープ30皿目

<31皿目>
「長期投資」を謳うならぜひやって欲しいこと/本日のスープ31皿目

<32皿目>
ファンドを通じた投資家と企業のいい関係/本日のスープ32皿目

<33皿目>
小さな企業の成長を妨げるもの/本日のスープ33皿目

<34皿目>
投信会社の協調ってどう?/本日のスープ 34皿目

<35皿目>
「ふるさと投資」で投資のイメージが変わる!/本日のスープ 35皿目

<36皿目>
「間」に「場」があれば、世界は動きだす!/本日のスープ36皿目

<37皿目>
「伝える」ことはすごく大事。でも、その先にもっと大事なことがある。/本日のスープ 37皿目

<38皿目>
投信会社のお客様は誰?/本日のスープ38皿目

<39皿目>
アクティブファンドと恋がしたい!/本日のスープ39皿目

<40皿目>
投信業界に巣食う「神」/本日のスープ40皿目

<41皿目>
旗艦ファンドを大切に/本日のスープ 41皿目

<42皿目>
運用会社自身が投資不適格の自己矛盾/本日のスープ42皿目

<43皿目>
「誠実な説明」もできないのに、「目的を持った対話」なんて本当にできるのかしら。/本日のスープ43皿目

<44皿目>
貯蓄文化と投資文化/本日のスープ44皿目

<45皿目>
長い歴史を持つ、日本の投資文化/本日のスープ45皿目

<46皿目>
株式投資を「誇らしく」感じられますか? / 本日のスープ46皿目

<47皿目>
消費者以上、従業員未満の関係/本日のスープ47皿目

<48皿目>
江戸時代のカセギとツトメ/本日のスープ48皿目

<49皿目>
死ぬまで株式投資家でありたい/本日のスープ49皿目

<50皿目>
プチ旦那さんになりたい/本日のスープ 50皿目

<51皿目>
富と幸福の間をどう生きるか?/本日のスープ51皿目

<52皿目>
投資で「幸せ」を感じたい!/本日のスープ52皿目

<53皿目>
投資のリターンは「お返し」でもある/本日のスープ53皿目

<54皿目>
投資リターンは人生のオマケ/本日のスープ54皿目

<55皿目>
「支援し合う」関係に、”ゆっくり、いそげ”/本日のスープ55皿目

<56皿目>
「腹を括る」ということ/本日のスープ56皿目

<57皿目>
投資家の3分類/本日のスープ57皿目

<58皿目>
「投資」の懐が深すぎる件/本日のスープ58皿目

<59皿目>
一人一人に「投資」は嬉しい/本日のスープ59皿目

<60皿目>
初めは金儲けのための投資でいい/本日のスープ60皿目

<61皿目>
お金をふやしてくれるのは誰でしょう?/本日のスープ61皿目

<62皿目>
株主の責任、株式会社の責任/本日のスープ62皿目

<63皿目>
株式会社制度の本質的な問題/本日のスープ63皿目

<64皿目>
スチュワードシップ・コードはアダム・スミスの「株式会社への心配」を払拭する!?/本日のスープ64皿目

<65皿目>
レポートを読もう、そして感想を伝えよう/本日のスープ65皿目

<66皿目>
IR情報は投資家だけのためのもの?/本日のスープ66皿目

<67皿目>
「いい会社」が統合報告にイノベーションをもたらす可能性を秘めている!?/本日のスープ67皿目

<68皿目>
統合レポートでファンドを評価してみよう/本日のスープ68皿目

<69皿目>
レポート普及に運用会社も協力を!/本日のスープ69皿目

<70皿目>
レポート普及に運用会社も協力を! Part 2/本日のスープ70皿目

<71皿目>
CSRとCSV、SRIとESG/本日のスープ71皿目

<72皿目>
社会を意識した投資が必要なのはなぜか?/本日のスープ72皿目

<73皿目>
社会を意識した投資が必要なのはなぜか? Part 2/本日のスープ73皿目

<74皿目>
金融の世界にも「フェアプレー精神」を!/本日のスープ74皿目
 

<75皿目>

投資リターン向上に自利利他が必要/本日のスープ75皿目

 

<76皿目>

上場審査にESGを!/本日のスープ76皿目

 

<77皿目>

企業の成長を後押しするESG/本日のスープ77皿目

 

<78皿目>

ESG投資がその普及と引き換えに失うもの/本日のスープ78皿目

 

<79皿目>

「ESGインデックス投資」で会社の個性を埋没させるな!/本日のスープ79皿目

 

<80皿目>

個性を失い、コモディティ化の進む金融業/本日のスープ80皿目

 

<81皿目>

機心が生じれば本質を見失う/本日のスープ81皿目

 

<82皿目>

「面倒くさい投資家」という成分/本日のスープ82皿目

 

<83皿目>

お金の使い途を選択するということ/本日のスープ83皿目

 

<84皿目>

この3年をふりかえる/本日のスープ84皿目

 

<85皿目>

「投資の成功体験」って?/本日のスープ85皿目

 

<86皿目>

貯蓄と一緒に話せる資産形成/本日のスープ86皿目

 

<87皿目>

私の成功体験/本日のスープ87皿目

 

<88皿目>

私の株式投資、最大の『タラレバ』/本日のスープ 88皿目

 

<89皿目>

投資を通じて広がった世界へ飛び込むことに/本日のスープ89皿目

 

<90皿目>

投資には人生を変える力がある/本日のスープ90皿目

 

<91皿目>

株式投資の最初の一歩。そこから人生が変わる?/本日のスープ91皿目

 

<92皿目>

投資信託の顔が再び見えてきた/本日のスープ92皿目

 

<93皿目>

投信版・料理の鉄人。そろそろできる?/本日のスープ93皿目

 

<94皿目>

「運用報告会」で長く愛されるファンドを育てましょう!/本日のスープ94皿目

 

<95皿目>

「積立」×「投資」の相性はいかに?/本日のスープ95皿目

 

<96皿目>

積立投資が良質な投信を育てる/本日のスープ96皿目

 

<97皿目>

積立投資比率76%のファンドが問いかけていること/本日のスープ97皿目

 

<98皿目>

つみたて専業証券会社の新たな挑戦/本日のスープ98皿目

 

 

気になるタイトルのスープがあったらぜひご賞味ください。

 

次のスープが100皿目!お楽しみに!

 

 


| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 06:29 | comments(0) | trackbacks(0) | 
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://renny.jugem.jp/trackback/5637
トラックバック