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「アクティブ・ファンドマネージャー宣言」にはファンドマネージャーのホンネがてんこ盛り!

JUGEMテーマ:Global Investment

 

 

当ブログにはじめてお越しの方へ (2018年3月)

 


 

 

ESGや企業との対話に関するファンドマネージャーの議論をとりまとめました (METI/経済産業省)

 

こちらのページに

 

アクティブ・ファンドマネージャー宣言」が載せられています。

 

 

 

  • アクティブ投資家は、ビジネスモデルや競争優位、戦略やそれに基づくKPIを重視している。
  • アクティブ投資家としては、ESG(環境・社会・ガバナンス)は網羅性よりも自社固有のものを示してほしい。
  • 経営理念や価値観は大事だが、企業との対話でスタート地点となるのは財務的な成果やKPIの達成状況。経営者が自分の言葉で語ってほしい。
  • 「ガイダンス」を共通言語化して使うことは有益。企業の経営にも活用してほしい。
  • 企業が「ガイダンス」に基づく開示や対話をするため、投資家側からそのような開示情報を参照し、精読・咀嚼した上で対話に臨むことをコミットすべき。


このような議論を受け、分科会では、ガイダンスに基づく情報開示を歓迎し、投資判断プロセスに組み込むこと等を内容とする「アクティブ・ファンドマネージャー宣言」をとりまとめました。

 

 

このページに載せられた資料にファンドマネージャーの皆さんのホンネがたっぷり載せられています。

 

 

 

http://www.meti.go.jp/press/2018/06/20180625001/20180625001-1.pdf

 

 

ボクの目に留まったコメントの備忘録です。

 

 

9.  アクティブ投資である以上、なぜその企業を選んで投資をしているのかをアセットオーナーに説明できなければならない。そのため、企業を深く理解する必要があり、その理解の要素としてESGは当然入ってくる。

 

 

13. 決算説明会の資料の改善といった、IRコンサルタント的な仕事が増えている。決算説明会のフォントをきれいにする、とか色使いを変える、といったレベルの改善もある中で、「投資家とどのように対話すればいいのかを知りたい、対話のやり方を変えたい」という意識の高い企業も多い。そのような企業はガイダンスが活用できる。

 

 

16. 投資家側が統合報告をどう活かすかを考えていかないと、せっかく企業が努力していることが無駄となる。現に中小型株の中では、統合報告書の作成をしない企業も出てきている。

 

 

35. ガイダンスに基づく価値創造、バリューチェーン(価値を⽣み出す⼀連の流れ)全体を俯瞰したレポートができれば機関投資家は必ず使うと思う。ガイダンスに沿ったレポートを「作ってください」と言うところまでのコミットメントはできないが、「投資家はそれを使います」というコミットメントはそんなに難しくはないだろう。

 

 

37. 統合報告書の中にはCSRレポートの延長みたいなものもあるが、ガイダンスに基づく価値創造、バリューチェーン全体を俯瞰したレポートがスタンダードとして定着することが望ましい。

 

 

43. 本来、自社のビジネスモデルを投資家に問われて経営者が説明に困るようではおかしい。しかし、現状の日本企業においては説明するための的確な整理ができていないことが多く、ビジネスモデルではなく業務プロセスを答えてしまうような場面も多く目にする。当面は、建設的な対話を推進するに当たってはビジネスモデルの議論から入るのは有効ではないか。もちろん、投資家と経営者が対話をする度に毎回ビジネスモデルの話から始めなくてはならないとすれば、それも困った話だが。

 

 

67. 投資家との本格的な対話が初めての企業や、中小型株だったら、ファンドマネージャーとしては「2.2.競争優位を確保するために不可欠な要素」→「4.4.経営資源・資本配分(キャピタル・アロケーション)戦略」→「成果と重要な成果指標(KPI)」という流れを聞きたい。

 

 

74. 有価証券報告書のMD&Aの記載を何とかできないかと思う。法的開示においても、企業の営業成績について、最小限の分析は示すべきである。現時点では、多くの企業で分析を載せておらず、全世界に対して「我が社には現状把握能力がありません」と宣伝しているような状態である。訴訟リスクなどを言い訳にせず、企業が心配せずに、法的開示を充実できるように議論を惹起し、解決したいというささやかな希望がある。

 

 

78. 法定開示、例えばMD&Aにおいて不十分な記載をすることは、「能ある鷹は爪を隠す」にならず、全世界に対して自分たちには分析能力がないと宣伝することになるので、改善したほうがいい。日本の投資家からも心配している声が上がっていると伝えたい。

 

 

79. アメリカの場合だと、上場企業がSEC(米国証券取引委員会)に提出している資料、例えばForm 10−Kを読むと、初めて当該企業を調査する場合でも、どのような企業で何をしているかが良くわかるが、日本企業の有価証券報告書を見ても何の企業かわからない。自分が運用をやっていたころは、業績概要のみのレポートのような、見るに値しないレポートも多かった。

 

 

80. アメリカの上場企業等のレポートを見ると、経営者の問題意識が明確でプロアクティブ。そうしたものが日本の有価証券報告書にはほとんど見られない。そうしたものはビジネスモデルをわかっていないと書けないし、他のところからも情報を引っ張ってきて、頭の中で統合されていないと書けない。

 

 

90. 日本企業の場合、「報告書」になるとパターン化する。重要なのは、報告書の内容が企業の中で議論され、マネジメントが腹落ちし、下に落としているか、ということである。例えばフォーラムの中で語られる「こうやって統合報告書を作りました」という話よりも、「社内でマネジメントを含めて横断的に統合報告書を作成する過程であぶり出てきた課題を部門間で相互に協力することで、社内にも一体感が醸成されタコツボ的状態を乗り越えた」という話を聞きたい。外に開示されたものは経営陣がコミットしているものとして投資家は信頼しているにもかかわらず、不祥事等が最近頻繁に発生していることから、日本企業の課題は実は外に開示されていない情報や開示に至る過程だと考えている。

 

 

92. コーポレート・ガバナンスに関する報告書(コーポレート・ガバナンス報告書)の公表がはじまった際に、フルコンプライ(基本原則・原則・補充原則の全原則をコンプライすること)を評価するわけではないのに、結果的に、ほとんどの企業がほとんどの項目をコンプライしていると回答する結果となっている。このような形式的な対応を今回も最も危惧している。企業それぞれが、個性を出して、どうやってエッジを立たせるかが大切なのに、どれも似た感じになってしまっている。この根本的な行動様式を変えたいと考えているし、アクティブファンドではエッジの立った個性を見たいのであり、そうしないとアクティブ運用にもつながらない。

 

 

112. 日本公認会計士協会が監査報酬に関するデータをとりまとめている。不祥事企業の監査報酬を確認すると監査報酬が低い傾向があるという研究結果もあるようだ。監査法人のガバナンス・コード策定や、海外でのKAM(Key Audit Matters、監査上の主要な事項)の導入等の動きがある中、監査に対する認識を高めるなど、役員の知見のレベルを上げてもらう必要がある。

 

 

266. 単に銘柄選別力のみを訴えても、スマートベータやAI運用などが台頭し、進化し続けるなかでは、低価格で安定感のあるアルゴリズムに魅力を感じる人が増えていく可能性がある。そのような中で、アクティブ・ファンドマネージャーがインベストメント・チェーンにおける存在意義を示せなければ、市場から駆逐されるリスクもある。アクティブファンドの一つの特徴は人が個別に投資判断をするということにある。その意味から、我々が担うべき役割を問い直すと、投資判断を背景とした真剣勝負の対話によって、企業と投資家の相互成長を促進する力になるということが挙げられる。人が介在することの意義を再確認し、対話を通じて社会や経済に価値を提供する力になるという意思を示すときだと思う。

 

 

267. アクティブ・ファンドマネージャーは企業と向き合って理解を深め、企業価値向上に貢献する存在と考える。アクティブ・ファンドマネージャーは企業に対する思い入れの強さが身上ではないだろうか。

 

 

269. アクティブは成長したい企業にお金を出したい。エクイティファイナンスをなんでもネガティブと思っているわけではない。「バットを振る」企業にお金を出したい。まずは振りましょう。そういう企業を応援したい。それがパッシブとの分かれ目。

 

 

271. アクティブファンドのパフォーマンスは銘柄選択力で決まる。よって、企業の多様性を歓迎するし、改善していこうという前向きな企業姿勢と親和性が高い。一方で、ファンドマネージャーは厳しいパフォーマンス競争に晒されている。極端な話、自分が投資している銘柄のみが上昇して、投資していない銘柄は全て下落すれば、相対パフォーマンスという点では一番よい結果となる。自己中心的な言い方をするならば、やる気のない企業は放置しておけば、自分たちのためになる。

 

 

272. ESGを考える際、「網羅性」がキーワード。パッシブの求めるESG情報は網羅性のあるもの。アクティブの観点から求めるESGは違う。インデックスに採用されるために出すESG情報とアクティブ・ファンドマネージャーに提供するESG情報は別個に考えてほしい。例えば、人材が重要な企業に対しては、人にどのような投資をしているのか、集中して対話させてもらいたい。

 

 

273. アクティブ・ファンドマネージャーが関心を有するESG要素には、メリハリがある。専らESG指数に対応するための情報にアクティブ・ファンドマネージャーはほとんど関心がない。また、重要と考えるESG情報はアクティブ・ファンドマネージャー間で異なる。アクティブ・ファンドマネージャーとしては、専門ベンダー向けのような網羅性のあるESG情報は重視していないというメッセージを打ち出してよいのではないか。

 

 


 

全部で291個のコメントが載せられています。

そのコメントの後に

 

アクティブ・ファンドマネージャー宣言

 

が登場します。

 

このコメントを読んで、日本の会社への株式投資は信頼を寄せるファンドマネージャーに任せたいな、そして、それが投資家としての責任だよね、ってあらためて感じました。

 

経済産業省さん、いい仕事だと思います!

 

価値協創ガイダンス_全体像

 

 



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