JUGEMテーマ:Global Investment
1月に参加させていただいたイベント(こちら)の模様を詳しく紹介するページの第2回がSBI証券さんのWebサイトで公開されました!
http://go.sbisec.co.jp/fund_interview201802/interview.html
ブロガーの皆さんと、藤野さん、伊藤さんとのQ&Aの様子が紹介されています。
ボクもちょっぴり登場しています。
今回のページで最も印象的だったのは
【げんせん投信】伊藤さんのこの言葉。
資産残高の考え方についてですが、ひふみさんから学んだ点も多いですけれど、結局本当のファンをひとり、ふたりとゆっくり築いていかないといいファンドは出来上がらないと思います。
短期間で何百億というお金を集めたとしても、結局は解約ばかりになってしまい、2、3年もすると残高が小さくなっているファンドがよく見られますが、そんなファンドにしたら意味がないと思っています。
ひとり、ふたりとファンを増やして、残高も極めてゆっくりだけど中身のある資産残高を少しずつ積み上げていって、最終的に「ひふみ」のような大きいファンドにしよう、なろうというような思いが強くあります。
まずは信頼を集めようというスタンス。
設定から間もないファンドにとってとても大事なことだと思います。
【げんせん投信】の存在を知って以降、Webサイトを中心とした情報発信に対する姿勢を定期的にチェックしていても感じられることですし、これからもさらに高い水準を目指してもらいたい、と(わずかな金額しか投じてはいませんが)ファンドの受益者の一人として大いに期待しています。
もちろん【ひふみ投信】も設定来の受益者の一人として、ファンを増やしていく更なる新しい挑戦に期待しています。
【ひふみ投信】【げんせん投信】とも少しずつですが毎月買付けてています。
さて、今回のQ&Aで登場した、【げんせん投信】の投資先の1社について、ちょっと調べてみました。
こういう会社もあるんですね。
本当に「定規で引いたようなパフォーマンス」でした。
ボクがファンドマネジャーに期待している一番大きな部分は、↑のような会社を探し出して、調査して、分析して、将来の姿、業績を予測する、つまり、「投資すべき会社を選び出す」ということです。ですから、自分が保有しているファンドの投資先、ポートフォリオは毎月、強い関心を持ってチェックしています。
それと同じようにファンドマネジャーに期待しているのは、上記のプロセスで探し当てた投資先候補を妥当な評価=株価でポートフォリオに組み入れる、つまり、「投資すべきタイミングを逃さない」ということです。いくら素晴らしい会社でもそれを割高な株価でポートフォリオに加えてしまってはパフォーマンスになかなか寄与しません。素晴らしい会社の株式を、過小評価されている株価でしっかりと、たっぷりと仕込むことが出来るのが一番ですよね。
この「いくらでポートフォリオに組み入れたの?」を情報発信しているケースはほとんど無いのですが、【さわかみファンド】は発信していますね。(こちら)他にも発信している投信会社、ファンド、ご存知でしたら教えてください。直近のデータは出し辛いということであれば、たとえば半年前、1年前の状況なんかでも良いと思うんですけど。
ちょっとこれに関連した件で、最近発見したことをもう一つ。
米国のファンドは「ポートフォリオの特性」を定期的にWebサイトやレポートで紹介していることを、当ブログでは取り上げて来ました。
<追記あります>コツコツ投資歴約15年から考える、つみたてNISAで「商品選び」よりも大事なこと
この中で「 日本籍のファンドでPERの情報が出ているケースはあまり知りません。 」と書きましたが、「あまり」ではなく全く知りません、「でした」。「でした」「でした」
しかし、あったんですね、これが。
このファンドの月次レポートです。
http://www.daiwasbi.co.jp/fund/pdf/1926/1926.pdf
載ってましたね。以前のレポートを確かめても載ってました。
他のファンドも載せて欲しいですよね。
ニッセイアセットマネジメントさんのファンドでポートフォリオに組み入れの各社のROEについて紹介しているのはあります。
https://www.nam.co.jp/report/monthly/m121403-180307.pdf
これも「ポートフォリオの特性」を示していて大変素晴らしいことだと思うのですが、ROEはファンダメンタルのお話ですので、市場の評価、バリュエーションの観点でも「ポートフォリオの特性」を示してもらえると良いと思います。
と、色々書きましたが、ファンをひとり、ふたりとゆっくり築いていくためには、今回の対談や懇談の機会を定期的に設けることも非常に大事で重要なことなんですが、情報開示、ポートフォリオをどう伝えていくか、ということも大事なので、もっともっと進化させてくださいね、ということです。この面での切磋琢磨がステキなファンドをふやし、そうしたファンドを支持するファンをふやしていくことになるとボクは信じています。
藤野さん、伊藤さんの対談のPart 1もぜひ。
<アンケートやってます!>
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note で「お金持ち」より「お株持ち」
1st Season? 完了