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『「つみたてNISA」は この7本を買いなさい』で気になったこと。

JUGEMテーマ:資産運用

 

 

著者・朝倉智也さんから頂きました。

 

目次です。

 

 

 

 

 


 

はじめに 投信の積み立ては資産形成のために非常に優れた方法

第1章 つみたてNISAってどんな制度?

第2章 投資をせずに資産を築くのが難しいワケ

第3章 これだけわかれば怖くない! 資産運用のイロハ

第4章 最強の資産形成法は「投信の積み立て」だと言えるワケ

第5章 つみたてNISAのお勧め投信、7本を大公開

第6章 制度の使い分け方&メンテナンス方法を押さえよう

 


 

気になった点を書いておきます。

 

第3章に「何にどれくらい投資すべきか? 資産運用はプランニングが大事」というパートがあります。

 

 

資産運用において「何を買うか」を最初に考えるのは適切ではありません。

 

 

 

この点はボクも同じ意見です。

が、この本では、そこから、ライフイベントを色々と見越して必要な資金のサイズをイメージして目標達成に必要な年間利回りを弾き出すというプロセスを紹介しています。このプロセスって実はあまり実践的ではない、と考えています。株式が中心のポートフォリオはリスクが相応にあってリターンはブレます。ブレまくりです。

この本では、運用利回りは年「6%程度が現実的」としていますが、誤解していけません。長ーい期間経ってみて振り返ったら6%程度になっていたということはあり得ます。しかし、毎年コンスタントに6%増えてくれるわけではありません。もう一度書いておきます、この点は誤解してはダメです。

 

第5章で

 

 

10年を超える運用期間をとれる場合には、「株式100%」のポートフォリオ

 

 

でも良いだろう、と著者・朝倉さんは持論を述べられています。

ボクもこの考え方には賛成です。ただし、条件付きです。

 

ポートフォリオが自分の身の丈に合っている限り、という条件です。

 

この点について、この本には要注意の点があります。

 

この持論を支えるという意味だと想像しますが、この本ではMSCI All Country Index(配当込、円換算)に毎月同じ金額、10年間

積み立て投資をした場合の試算結果が載せられています。139頁です。このページのグラフによると、10年間、この指数に連動するインデックスファンドに積み立て投資すればマイナスが無い、ということを示しています。が、注意すべきはそのサンプルの数です。グラフの左端は2003年9月となっています。つまり、2003年9月から2013年8月まで、10年間の積み立て投資はプラスに終わっている、ということです。気になるのは、積み立て投資の開始時期が2003年9月以前だったらどうだったのか。

 

そこで、こちらのファンド。

 

ステート・ストリート 外国株式インデックス

 

1998年12月に設定されています。MSCI All Country Indexのコアを占める、MSCI KOKUSAIに連動することを目指すインデックスファンドとしては老舗のファンドですね。信託報酬は当時の水準でお高めですが、このファンドの月次リターンをこちらでダウンロードして作成してみたのがこちらのグラフです。クリックで拡大してください。

 

MSCIコクサイ_積み立て投資_10年_201801

 

本ではリターンを年率換算(IRRかな)していましたが、このグラフは(時価÷投資累計額)-1、つまり、投資累計額に対して10年後の時価の絶対値がどれだけ増えているかを示しています。

ご覧の通り、10年積み立て投資してもマイナスということは起きます。

1998年10月にスタートすれば10年後は2008年9月。

リーマンショックにぶつかったら、10年積み立ててもマイナスになっちゃいます。

この事実は理解しておくべきでしょう。

ちなみに、上記のグラフの元にした試算では112のサンプルのうち、45がマイナスの結果になっており、出現率は約4割となっています。

 

15年で試算した結果です。

 

MSCIコクサイ_積み立て投資_15年_201801

 

ここでマイナスは無くなっています。ただ、15年間の積み立て投資の最後の最後に、リーマンショックに遭遇してしまうとマイナスになっていたことでしょう。一方で、1998年12月に積み立て投資を開始した場合、10年後 -25% になっていたわけですが、そこから5年間積み立て投資を続けていれば、+49%になっていたことが分かります。

 

さてさて、ここからが今回のハイライトですかね。

 

MSCI All Country Indexには日本企業の株式も含まれています。

TOPIXではありませんが。MSCI JAPANの適当なインデックスファンドも見当たらないのでこのファンドで試算してみました。

 

インデックスファンドTSP

 

1986年2月に設定。こちら には1992年3月以降の月次リターンが格納されていましたので、それを元に試算した結果をグラフにしてみました。とりあえず、↑のファンドと同じ時期でやってみました。

 

TOPIX_積み立て投資_10年_201801_since9811

 

上記のグラフの元にした試算では112のサンプルのうち、53がマイナスの結果になっており、出現率は47%となっています。

 

より時間軸を長く取ってみるとこうなります。

 

TOPIX_積み立て投資_10年_201801_since9202

 

上記のグラフの元にした試算では193のサンプルのうち、96がマイナスの結果になっており、ほぼ半分となっています。

 

15年で見てみましょうか。

 

TOPIX_積み立て投資_15年_201801_since9811

 

MSCIコクサイのファンドと同じく、全てプラスになっています。

 

こちらも時間軸を長くしてみます。

 

TOPIX_積み立て投資_15年_201801_since9202

 

MSCIコクサイのファンドで書いた通りの現象が起きていますね。1993年9月にスタートした積み立て投資は15年後にマイナスの時価になっていました。ちなみに、データ数133に対して、マイナスの回数が56と出現率は42%となっています。

 

こちらのファンドは20年も見ることが出来ます。

 

TOPIX_積み立て投資_20年_201801_since9202

 

マイナス、出現しちゃってます。

 

15年積立のグラフ、MSCIコクサイとTOPIXを並べてみましょう。

 

MSCIコクサイ_TOPIX_積み立て投資_15年_201801_since9811

 

この本では、国内株式としてTOPIXに連動するファンドをポートフォリオに入れることを推してました。

でも・・・これを見ると・・・

信じるか信じないかは、あなた次第です。

 

と、ここまで色々と書いてみましたが、本で説明されているやり方を実践すれば、まあまあボチボチ悪くない運用成果が得られるのではないでしょうか。将来のことは分かりませんが。

 

なお、ボク個人は「つみたてNISA」は使っていません。

 

2018年、NISAはこう使います。

 

仮に、もし、「つみたてNISA」を使うとしたら、NISAで買っているファンド、【 セゾン 資産形成の達人ファンド】を使うことになるのかなあ、そんな風に思います。ちなみに、このファンド、今回の本では一切触れられない、完全無視でした。

 


 

「つみたてNISA」でどんな商品を選べばよいか、非常に大事な要素だと思いますが、「つみたてNISA」を機会に投資信託への積み立て投資を始める人には、商品選びと同時にしっかりと理解しておくことをお勧めする内容があります。

 

<追記あります>コツコツ投資歴約15年から考える、つみたてNISAで「商品選び」よりも大事なこと

 

10年間、15年間、20年間、コツコツと積み立て投資を続けても、運悪くマイナスになってしまうこともあり得ることは上記の試算でもお分かりいただけるかと思います。そうした可能性を前にしても長く続けるために大事なことは「商品選び」以外にもある、むしろそっちの方が大事じゃないかな、というのがボクの率直な考えです。

 

 





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