JUGEMテーマ:資産運用
「つみたてNISA」の申し込み受付が開始したことで色んなニュース、解説等がネットで増えましたね。
「(つみたて)NISA」、「iDeCo」、どっち?
「つみたてNISA」が全然知られてない
「つみたてNISA」で気をつけたいこと
とか色々。個々を取り上げて、ああだこうだ、言いません。
「つみたてNISA、やろうぜ!」というトーンの主張の中に違和感を感じることがあります。
それは「税制優遇があるから始めましょう、始めなきゃ損でしょ」という意見です。確かに、興味、関心を持つきっかけとして、「値上がり益に課税されない」というのはあるでしょう。この点を魅力に感じたなら、行動する、投資信託へのつみたて投資を始めるのは、当然の成り行きだと思います。
最初の1年、恐る恐る始めた「つみたて投資」は年間40万円の枠には届かないかもしれません、しかし、2−3年経って、このスタイルに慣れてきて、時に訪れる(可能性はそこそこありますよ)評価損の時期も通り過ぎることができて、年間の投資可能額が40万円を超えそうになった時、その時です。
1)いやー、税制優遇は年間40万円だから、40万円までにしておこう。
と考えるか、
2)税制優遇が無くてもいいや、40万円を超えた分は課税口座で投資しよう。
と考えるか。
ボクなら 2)の考え方で行動すると思います。税制優遇は確かに有難い仕組みですが、投資額をそれに合わせる必要は無いと思います。増えた時はちゃんと税金を納めればいいじゃないですか。
ボク自身、今のNISAをしっかりと活用しています。
でも、NISA以外でも投資をしています。特定口座で。
特定口座で買い付けている投資信託は、将来解約する際に値上がり益があれば、当然ですが課税されます。でも、それは普通のことでしょう。現金化した際に値上がり益に課税されるのがイヤだから非課税枠を超える金額を投資しない、という選択肢はボクにはありません。実際、ボクが投資信託へのつみたて投資を始めたころ(2003年)は、NISAもiDeCoも存在していませんでしたし。
自分の投資額を、税制優遇枠とにらめっこして、それを根拠に決めてしまうのは勿体ないことだと感じます。もちろん、それなりに大きな値動きのある資産に初めて投資する方が、最初から無理に税制優遇枠いっぱいまで投資することもありません。リスク許容度を超えた投資は長続きしませんからね。
自分の投資額を決めるのは、税制優遇枠ではなく、家計の状況やリスク許容度だと思います。
以上のようなことを、「つみたてNISA」に関係したネット上のあれこれを見ながら感じている、今日この頃です。
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