JUGEMテーマ:資産運用
年金積立金管理運用独立行政法人=GPIFが「日本株の3つのESG指数を選定し、同指数に連動した」インデックス運用を始めたそうです。
http://www.gpif.go.jp/operation/pdf/esg_selection.pdf
この発表について、m@さん、shimoさんがブログで取り上げられています。特にshimoさんは選定された3つのESG指数を詳しく調べてくださっています。
GPIFがESG指数を採用 1兆円程度の運用開始 - "いい投資"探検日誌 from 新所沢
GPIFがESGインデックスの選定結果を公表 | セルフ・リライアンスという生き方
ボク自身は、この動きについてはこれまで次のように書いています。
「ESGインデックス投資」で会社の個性を埋没させるな!/本日のスープ79皿目 - "いい投資"探検日誌 from 新所沢
GPIFのやろうとしていることは、「ESG投資」ではなく「インデックス運用」
GPIFは「運用」機関だと思うので、ESG指数を基にした「インデックス運用」を行うことに特に異論はありません。今回の1兆円はどこから持ってきたのか、それがTOPIXに連動したインデックス運用を減らして持ってきたのなら悪くない運用だと思います。
GPIFに期待したいのは、今後も定期的にESGインデックス運用の経過についての丁寧に説明することですね。この1兆円がどんな風に軌跡を辿るのか、とか。
さて、このニュースで思い出されたファンドがあります。
です。今年1月に設定されました。
http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/cam_esg_koufu.pdf
やっぱり、スコアなんですね・・・という印象は否めませんが、ESGを前面に押し出したファンドです。ただ、運用プロセスを見ると「インデックス運用」とは違っていることがわかります。
2017年5月末にファンドに組み入れられているのは100社。
上位10社はこうなっています。
GPIFの選んだ指数の構成銘柄とやや趣が違っているような感じですね。
ここまでのパフォーマンスです。
上々の立ち上がりのようですが、これからどうなるか。
このファンド、今後、参考指数にGPIFが選んだ総合型のESG指数を加えたら、と思ったりします。
「スコア」ではなく、もっとアナログな感性重視のESG投資を標榜するアクティブファンドが出て来るのを個人的には楽しみにしています。
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