JUGEMテーマ:資産運用
著者の山崎元さんから頂きました。
本の一番最初に書かれてあります。
課税される所得のある60歳未満の方にとって、確定拠出年金の利用は「ほぼ確実に、かなり得」だ。
目次です。
第1章 結論◆確定拠出年金の最適利用法
第2章 実践◆始めてみよう
第3章 一人ひとりの最適利用法と人生における確定拠出年金
第4章 確定拠出年金の元本確保型商品と手数料
第5章 企業型確定拠出年金の活用法
第6章 確定拠出年金の商品ラインナップを理解する
第7章 「移換」をはじめとする諸手続き
第8章 正しくてシンプルな運用方法
第3章で「自分はどのパターンかみてみよう」というチャートがあるのですが、ボク自身はパターンC(=サラリーマン 第2号被保険者で、勤務先に確定給付型の企業年金有)に該当しています。今年から個人型確定拠出年金(iDeCo)を利用できるようになりました。実際、既に利用を開始しています。
ボクがあれこれいうのは大きなお世話なのかもしれませんが、iDeCo活用のメリットが大きいのは、上記のパターンでいうところのパターンA,B,Dに該当する方々です。
パターンA = サラリーマン 第2号被保険者 企業年金無
パターンB、D= 自営業、フリーランス 国民年金 第1号被保険者
このパターンA,B,Dの方々は以前から、iDeCoという愛称が付けられる前から、個人型確定拠出年金が利用できた人たちです。本でも指摘されていますが、制度そのものが「知られていない」、「理解されていない」うえに、申込資料を取り寄せるところから自分で動かなければならない、ということが相俟って、制度が利用可能な人のうちごくごく僅かな一部にしか利用されていなかったのが実態でした。法改正で今年からほぼ全ての人(60歳未満)が加入できるようになって、社会的な認知が多少なりとも広がって、果たして、このパターンA,B,Dの方々が自ら行動を起こされるかどうか、が注目されます。
個人型確定拠出年金が活況 加入50万人:日本経済新聞 https://t.co/VSlGmtEiM7
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) 2017年6月14日
竹川さんがツイートで紹介されている記事の通り、「活況」とのことですがそのうち、パターンA,B,Dの皆さんがどうか、ということです。
資産形成を思い立ったら真っ先に確認するべきは、iDeCoを活用できるかどうか、勤務先で企業型確定拠出年金があればそれをどう活用するか、だと思います。その後にNISAでしょうね。
さて、この本で初めて知ったことがあります。
それが
自動移換
です。詳しくは163ページ以降をご覧ください。
転職や退職によって確定拠出年金の加入資格を失うと、6か月以内に移換手続きを行わなければならない。この期間を逃してしまうと、自動的に国民年金基金連合会に年金資産が移される。
「企業型から個人型への移管」は注意が必要です!
確定拠出年金でどのような運用をするか、するべきか、ということについても具体的な説明がなされています。
保有コストの低廉な先進国株式のインデックスファンドで運用する、という山崎元さんのアドバイスに全く異論ありません。ボクも他人からコメントを求められれば、山崎さんのアドバイスをご紹介します。
ちなみに、ボクの実際の運用は全く違っていますが
他人にはおススメするものではありません。
この本が、「ほぼ確実に、かなり得」な確定拠出年金の認知を高め、正しい理解を助け、自ら行動する人を増やすことににつながることを期待します。
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1st Season? 完了
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