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お金は銀行に預けるな
JUGEMテーマ:ビジネス
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こちらもどうぞ。


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竹川美奈子さんの新刊、投資信託にだまされるな! Q&A―投信の疑問・解決編をチェックしようと書店に出かけました。なるほど2冊目はこう来ましたかという切り口ではあったのですが、見送ってしまいました。
(なお、こちらの本に関してはNightWalkerさんがご紹介されています。
投資信託にだまされるな!Q&A 〜投信の疑問・解決編〜 を購入
from NightWalker's Investment Blog
)

これを見送って購入したのがこちらです。



たまたま「サイン本」が並んでいたので記念に?「サイン本」にしちゃいました。

早速読んでみたのですが、基本的な事項を押さえつつ著者の方の主張がしっかりとブレンドされているという意味で、非常に良い本との印象を持ちました。
水瀬ケンイチさんが貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵を高く評価されているエントリを最近お書きになりましたが、ボクもこの本は非常に印象的な本として記憶に残っています。今回ご紹介する「お金は銀行に預けるな」は、それに匹敵するような印象を覚えました。

参考エントリ:
投資関連本 Best Books of 2007
from 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー


この本で特に印象に残ったのは「第1章 金融リテラシーの必要性」です。
リスク性資産への投資による資産形成がワークライフバランスの改善に寄与するのだ、という著者の勝間さんの主張は、ボクにとっては非常に新鮮に感じられました。
以前に"「長期投資で資産形成」を学習する効用"というエントリを書いたことがありますが、少し似てる考えかな、とも思いました。若いうちからリスク性資産でしっかり資産形成をしていれば、キャリア面でのリスク許容度が高まるのは確かでしょうね。特にホワイトカラーについて、大企業の生産性を高めているかどうか非常に疑わしい人たちが沢山いるのを見ると、若いうちからリスク性資産で資産形成している人が極めて少数派ということなのかなと思ったりさえします。
勝間さんはここからさらに踏み込んで、ワークバランスの改善が少子化対策にもなると訴えられています。なるほど、と共感するところは確かにありますね。この辺りについては色々と議論がありそうですが、一つの考え方として価値あるものとボクは思います。

次に「第2章 金融商品別の視点」について。
投資信託を「万人にオススメの金融商品」として紹介されており、この点には全く異論がありません。この導入部で

この投資信託は、日本では『投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方』(竹川美奈子、ダイヤモンド社、2007年)がベストセラーとなって読まれるくらい、一般の人の間では良い印象がないようです。実際、内閣府と金融庁が2007年5月に行った「『貯蓄から投資へ』に関する特別世論調査」では、実に78.8%もの人が、これからも投資信託には投資したくないと回答しています。驚くべきことに、これは株式投資をしたくないという77.1%を上回る数字です。(112ページ)


という箇所があるのですが、このエントリの冒頭でご紹介した投資信託にだまされるな! Q&A―投信の疑問・解決編のベースになった、「投資信託にだまされるな!」というタイトルは、「投資信託そのものがダメ!」的な印象を与えているんだな、と感じました。この「だまされるな!」をお読みになった方はよくご存知かと思いますが、こちらの本は「投資信託そのものがダメ!」という主張では決してありません。ダメな(売り手がニンマリするような)投資信託が沢山ありますよ、自分のアタマで考えてキチンと探せば便利な投資信託もあるんですよ、ということが主張されているのです。上記で引用した「『貯蓄から投資へ』に関する特別世論調査」の結果を見ていると、多くの人が投資信託はダメという評価がかなり根強いんですね。となると、「投資信託にだまされるな!」の本当の含意は、「投資信託はダメだと食わず嫌いを続けていると、機会を逸してしまいますよ。実は便利な商品もそこそこ増えてきているんですよ。」ということなのかもしれません。

「お金は銀行に預けるな」に戻りましょう。
第2章で金融商品別の解説を踏まえて、「第3章 実践」です。
この本で特徴的なのは、「生活防衛資金」の形成についてです。「生活防衛資金」といえば、木村剛さんの名著、投資戦略の発想法などで特に有名になった考え方だと思います。多くの本でこの「生活防衛資金」は貯蓄で、というアドバイスが多いように思いますが、勝間さんはこの資金もリスク性資産への分散・継続投資で、というお考えのようです。実践をできるだけ早く始めるという利点があるということで、勝間さんのご意見も一案と思います。
この第3章では「金融でしっかり設ける方法の基本5原則」(159ページ)というセクションがあるのですが、この5原則はよく纏まっていると思います。
特にキモに銘じるべきは

"There is no such thing as a free lunch"

でしょうか。

「第4章 金融を通じた社会責任の遂行」では、我々の投資行動が社会にインパクトを与えることができることについて勝間さんが解説されています。一読の価値ありです。

ところで、この本で生命保険について「逓減型保険」を推奨されています。しかし、大手生命保険含めてこの類の商品はなかなか見つかりませんね(儲からないからでしょうけど。ある種「インデックス投信」みたいな存在なのかな?以前に一度検討したことがありますが、結局変更しませんでした)。

最後に、別の視点で「お金は銀行に預けるな」を納得させてくれるお話をご紹介しておきます。

あなたのお金は覗かれています
from カン・チュンドの 投資のゴマはこう開け!


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| 投資関連書籍の読書 | 08:49 | comments(4) | trackbacks(2) | 


コメント
> 多くの本でこの「生活防衛資金」は貯蓄で、という
> アドバイスが多いように思いますが、勝間さんは
> この資金もリスク性資産への分散・継続投資で、
> というお考えのようです。

私も、「投資戦略の発送法」には多いに啓発されました
が、投資のスタートに関しては、まさにこの方法を取り
ました。年収の2年分を貯めてから投資するとなると、
投資を始めるのはいったい何年後なるんだ? と思い、
だったら、それまでに生活防衛資金を使う機会は、きっと
無い!という方に賭け(リスクを取り)、ほぼ0から投資
をスタートさせました。私の場合、結果オーライでした。

生活防衛資金の有無に関わらず、毎月、コンスタントに
投資することを長期間継続すること、が資産形成の王道
ではないかと思います。

| ひろん | 2007/12/09 7:50 PM |
この書籍、近所の書店ではその姿を見かけませんでしたが、Amazonとかでは一時期、売り上げのかなり上のほうに来ていましたね。

しかし「投資信託にだまされるな」の名は、やはり「やっぱりあぶない、投資信託」とかと同様、投信を毛嫌いする人の書いた書籍に見えてしまうことがあるようですね。今回、それがはっきりしたといえそうです。

逓減型保険は父も昔終身とのセットで加入していましたし、大手生保の商品ラインナップには普通は入っていると思うんですが、やはり保険料が安い=保険会社の手取りが少ないことを理由に、一定型より販売していないのでは無いでしょうか。商品性が説明しにくいというのもあるでしょうが・・・
| 新幹線 | 2007/12/09 11:59 PM |
保険金額は徐々に減少していくが保険料が安い逓減定期保険は個人的には大変合理的な仕組みであると思います。例えば現在10歳の子供に将来必要な教育費と、10年後に子供が成人した時に必要な教育費は後者の方が少ないのが当然だと思うからです。もしもの時に支払われる保険料が徐々に減っていくということで敬遠されるのかも知れませんが、被保険者は一日一日家族に対する責任を果たしているのですから、その分必要補償額を減額してあげることは極めて合理的な考え方だと思います。

この保険がなかなか浸透しないのはrennyさんご指摘のとおり、インデックス投信より多分配投信の方が人気があるのと同じで、業界の利益追求体質の問題や消費者の金融リテラシー不足の問題を表しているのではないでしょうか?
| おやじダンサー | 2007/12/10 7:16 AM |
コメント有り難うございます。

>ひろんさん

>>生活防衛資金の有無に関わらず、毎月、コンスタントに
>>投資することを長期間継続すること、が資産形成の王道
>>ではないかと思います。

そうですね、投資に対する馴れのようなものも幾らかあると思いますので、できるだけ早く始めてみることにも意味があると思います。

>新幹線さん

>>「投資信託にだまされるな」の名は、やはり「やっぱりあぶない、投資信託」とかと同様、投信を毛嫌いする人の書いた書籍に見えてしまうことがあるようですね。

タイトルこそ似ていますが中身はまるで別物ですよね。「やっぱりあぶない」をPOPで宣伝している大型書店がありましたが、その書店はちょっと信用できない書店だな、なんて思いました。

>おやじダンサーさん

こうした合理的な保険の存在そのものがあまり知られていないことが大きいんでしょうね。この「お金は銀行に預けるな」がこうした保険の存在にスポットライトを浴びせたという意味で意義深いように思います。
| rennyです | 2007/12/13 9:59 PM |
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