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「投資するだけなら誰でもできる」
JUGEMテーマ:ビジネス


投資するだけならバカでもできる


だったかもしれません。


今から15年近く前の話です。
 

当時のボクの仕事は、未公開のベンチャー企業への投資でした。
ボクが主たる担当者として初めて投資することになった会社に、当時の上席であった役員と二人で挨拶に赴いた日の帰り道です。その役員から言われたのが

「投資するだけなら誰でもできる」

という言葉。ボクが担当していたセクターは、当時、勤務先の中でも専門家がまだまだ少なく(素人の集団)、ボクが積んだほんの少しの経験、ボクが得たほんの少しの専門知識が相応に評価されました(まあ、ボクも素人同然だったのですが)。
そういうこともあって、当時のボクの担当者としての「投資すべきです」という意見、随分と聞き入れてもらえたように思います。そういう事情もあって、この「投資するだけなら誰でもできる」という言葉を、ボクは次のように受け取ったのです。
「自分の意見が重要視されるのだから、調査の能力、専門知識の習得等の研鑽に励むように」という趣旨だと。

そう受け取ったボクは業界の色んな方にお会いし、見聞を広めることに努めました。そして、その後、数件の投資を担当者として先導しました。その結果はどうだったか。率直に言うと、それは惨憺たるものでした。結果が出なかったことは残念なのですが、自分のバカさ加減を痛感したのは、この「投資するだけなら誰でもできる」という言葉の捉え方を間違っていたということでした。

「投資するだけなら誰でもできる」は、仕事として投資に取り組む以上「回収してナンボだぞ」という風に捉えるべきだった、ということです。そういうニュアンスも感じていましたが、少なくともそれを主たる意味としては捉えていなかったのです。
ボクが担当していた未公開のベンチャー企業への投資は、ごく少数のシェアを保有するのみです。IPO等の回収イベントにたどり着くことができる会社はほんの一握り。回収イベントが発生しない会社から投資したお金を回収する、これは非常に難しいことなのです。この難しさ、辛さをボクは軽視し過ぎていました。回収イベントがやって来ない会社の多くは、事業が順調に進んでいない会社です。当然、その会社の少数のシェアを、こちらの願う経済条件で欲しがる投資家はまず現れませんから、他の株主や経営者に買い取ってもらえないか、との打診をするわけです。経営者に株式を買い取ってくれ、というのも幾らか勝手な要求かと思ったりもするのですが、会社のお金で投資をしている以上、いつまでも株式を保有しておくこともできないのです(株式保有しているだけでコストが発生します)。しかし、その辺にもボクの甘さがありました。そうした事態がやって来る可能性、そんなシナリオに陥る可能性を、投資検討時にどれだけ考えていたか、というと、かなりユルかったのです。こうしたことを思い返すと、投資というのはつくづく「人」を見極めることなんだなあ、と感じます。回収段階に入ると、投資先の経営者に「株式を買い取ってくれませんか」とお願いするわけです。そう切り出した後の経営者の対応は結構色々ですが、投資を実行するまでにそうなった時の態度、姿をどれだけイメージできているか、それがイメージできるくらいに経営者の人となりを把握すること、悪いシナリオに至った際の対応について一定のすり合せができていること(必ずしも契約書を取り交わすということとは限りません)、が実は非常に大事なことだったのです。

ボクが担当した会社のほとんどが厳しい局面になる一方で、めでたく株式公開できた会社もありました。個人的には、完全にExitせずにほんの少しでも保有し続けたら、なんて考えもありましたが、やはり会社のお金で投資をしている以上、然るべきタイミングで全て売却することになりました。


ここでm@さんのエントリを紹介させてください。


鎌倉投信 新井和宏さんが語った日本に本当の投資家が育たないワケ|お江戸百年塾2015#5レポート(3) - "いい投資"探検日誌 from 新所沢 鎌倉投信 新井和宏さんが語った日本に本当の投資家が育たないワケ|お江戸百年塾2015#5レポート(3) - "いい投資"探検日誌 from 新所沢  


 

「投じて資する」のが投資です。

相手に資するのです。




この言葉に強く心を動かされました。

相手は「人」、「人」の集まり、チーム、グループです。
「投資」で一番大事なのは、「人」を見極めること、関わって、時間を共にすること。

こんな「投資」ができるのは、個人投資家だけかもしれない。

「投資」をどのような行動と捉えるか、どんな意味づけをするのか、それは人それぞれですが、ボクは新井さんの考えに強く共感しています。この文脈での「投資」の成果を測るものさしは、投資している会社が何を成し遂げたか、成し遂げようとしているのか、です。少なくとも株価を基に算出される数字ではないはずです。まだまだ、ボクの資産規模は小さいものですから、全てをこのような「投資」に割り当てることはできないのですが、ゆくゆくはより大きな割合を「投資」に振り向けていきたい、そう考えています。

ここ最近、どういうわけか何度も「投資するだけなら誰でもできる」という言葉が思い起こされたので、このエントリを書いてみました。
 
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| ベンチャー企業 | 15:07 | comments(0) | trackbacks(0) | 


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