2007.07.26 Thursday
セミナー自体は19:00から90分ということで、残り30分が聴講者からのQ&Aセッションに当てられていました。そのQ&Aの最後にこんな質問が飛び出しました。
「【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】について、ファンドの規模が大きくなれば信託報酬をさらに下げるようなことは考えているのか」
質問者の方は【ありがとうファンド】を引き合いに出されていました。こちらをご覧になればお分かりいただけるのですが、ありがとうファンドはファンドの規模に応じて信託報酬を下げることをハッキリ明示しています。ボクの知る限り、ファンドの規模拡大で信託報酬を逓減する国内唯一の投資信託です。
さて、この質問に対するセゾン投信・中野社長の答えにボクは唸ってしまいました。
この質問を聞いた瞬間、ボクは勝手に中野社長の答えを予想していました。
ボクの予想した回答;セゾン投信自信が受け取る信託報酬は0.4935%で、その他の商品に比べても非常に低く設計しているので更なる信託報酬引き下げは難しいかもしれません。
ところが、セゾン投信・中野社長はボクの予想を大いに覆す回答をご披露されました。
ファンドのサイズが大きくなれば、【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】、さらにはファンドのサブファンドとなっているバンガードの各インデックス・ファンド両方の信託報酬を引き下げる可能性を協議している
もちろん、ファンドのサイズがどれくらいになったら等の具体的な話はありませんでしたが、ファンドのサイズが大きくなれば信託報酬を下げる可能性があることをハッキリ言及されたことに、ボクは思わず声を出して「スゴイやん!」と感嘆したわけです。正直なところ、ボクが予想した回答であってもボクのセゾン投信への支持は変わりませんでしたが、この中野社長のコメントをお聞きしてセゾン投信支持の気持ちが更に強くなりました。
さて、セミナーで印象に残った内容を書き留めておきたいと思います。
冒頭にセゾン投信
の中野社長から昨日現在の口座開設数の報告がありました。11,374口座ということでした。
7月9日に10,000口座突破のニュースがあったわけですが、相変わらず順調なペースで口座が開設されているようです。
関連エントリ: 速報!!セゾン投信が口座開設1万人を突破!!
ここまでセゾン投信の話ばかりでしたが、マネックス・ユニバーシティ内藤忍さんもいつもながらの分かり易い説明をユーモアを交えて展開されていました。
以下内藤さんのコメントで印象に残ったものの要旨です。
+「リスクを取らないリスク」「リスクを取り過ぎるリスク」という両極端の人が大多数。資産設計にはおいては自分に見合ったリスクを取ってリターンを得る、という考え方が大事。
+マネックス証券の商品設計の基本にあるのは、自分たちが欲しい商品を個人投資家に届けるという姿勢。自分の親・兄弟にすすめられる商品。(マネックス証券の皆さんは海外ETFは欲しくないんでしょうか。スミマセン、イヤミです。)
+「投資信託の売り時」について(そういう問い合わせが増えているそうです。)
投資信託を売るのは次の3つのケース。
1.保有している投信がダメと判断したとき、つまり「見切った」とき
2.リバランスするとき。資産配分を見直すとき。
3.お金が必要なとき
「xx%騰がったら利食う」というのは、急激に騰がる機会を逃す可能性がある。
売り・買いのタイミングをはからないのが、投信との付き合い方
+バランスファンドを選ぶポイント
1.コスト
2.各資産クラスへの配分比率
世間で「バランスファンド」を名乗りながらバランスを欠いたものも多い。
(単なる「分散ファンド」も「バランスファンド」を名乗っている。)
3.各資産クラス内での運用手法
【マネックス資産設計ファンド】、【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】いずれも各資産クラスの運用はインデックス運用をベースにしている点が特徴的。
+【マネックス資産設計ファンド】は外貨建資産を50%以下に抑えている理由(Q&Aセッションから);
"ホームバイアス"に考慮したものではないか。
(内藤さんがオススメされている)アセットアロケーションにおいても
(日本株)>(外国株)ということにしている。
セゾン投信・中野社長のお話で印象に残った点。
+長期投資は「勝ちに行く」運用ではない。
「負けないことこそが大事」したがって、インデックス運用が有効な選択肢の一つ。
+【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】の資産配分に関して、過去10年のデータからすると、リターン 年8% 標準偏差 10%。
今回の対談でお二人の意見が分かれたところは
内藤さん; バランスファンドは初心者向け。いずれ卒業して自分なりのポートフォリオを設計、運用してみましょう。(どれくらいの時間を掛けてどの程度のリターンを得たかという「時給」をよく考慮するべき。また、騰がった下がったで一喜一憂するような心理的ストレスの高い運用は避けるべき。という指摘も同時にありました。)
中野さん; バランスファンドは幕の内弁当でいえば「ご飯」。そこにおかずを加えるのは個々人の好みで。もちろん「ご飯」だけでも良いでしょう。資産運用にあまり時間を掛けずに仕事、レジャーその他自分の好きなことに時間を掛けましょう。
投資教育を手がける会社の社長さん、クレジットカード会社を親会社に持つ会社の社長さんならではのコメントですね。
最後にこの2つのファンドの違いを内藤さんが分かり易くご説明されたので書き留めておきます。
【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】
「地球の経済成長を丸ごと買う」というのが商品の基本コンセプト。(「ホームバイアス」は無し)
【マネックス資産設計ファンド】
「イボットソンの助言を得て、現代ポートフォリオ理論を活用して各資産クラスに分散投資、適切なリスク・リターンを実現する」というのが基本コンセプト。
「バランスファンド」と一口にいっても随分と商品コンセプトが違う、というのを整理してくださいました。個人的にはどちらかが正解で、どちらかが間違いで、という議論ではないように思います。内藤さんが「どちらのコンセプトが良いか分からない人は両方買ってください」と言われていましたが、それもアリなのかなぁ、と感じました。
実に興味深い90分間でした。両方のファンドともその魅力が十分に伝わってきました。
ブログ「Site. M from 新所沢」のm@さんもセミナーに参加されていたようです。
マネックス内藤さんとセゾン投信中野社長のセミナー
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「【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】について、ファンドの規模が大きくなれば信託報酬をさらに下げるようなことは考えているのか」
質問者の方は【ありがとうファンド】を引き合いに出されていました。こちらをご覧になればお分かりいただけるのですが、ありがとうファンドはファンドの規模に応じて信託報酬を下げることをハッキリ明示しています。ボクの知る限り、ファンドの規模拡大で信託報酬を逓減する国内唯一の投資信託です。
さて、この質問に対するセゾン投信・中野社長の答えにボクは唸ってしまいました。
この質問を聞いた瞬間、ボクは勝手に中野社長の答えを予想していました。
ボクの予想した回答;セゾン投信自信が受け取る信託報酬は0.4935%で、その他の商品に比べても非常に低く設計しているので更なる信託報酬引き下げは難しいかもしれません。
ところが、セゾン投信・中野社長はボクの予想を大いに覆す回答をご披露されました。
ファンドのサイズが大きくなれば、【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】、さらにはファンドのサブファンドとなっているバンガードの各インデックス・ファンド両方の信託報酬を引き下げる可能性を協議している
もちろん、ファンドのサイズがどれくらいになったら等の具体的な話はありませんでしたが、ファンドのサイズが大きくなれば信託報酬を下げる可能性があることをハッキリ言及されたことに、ボクは思わず声を出して「スゴイやん!」と感嘆したわけです。正直なところ、ボクが予想した回答であってもボクのセゾン投信への支持は変わりませんでしたが、この中野社長のコメントをお聞きしてセゾン投信支持の気持ちが更に強くなりました。
さて、セミナーで印象に残った内容を書き留めておきたいと思います。
冒頭にセゾン投信
7月9日に10,000口座突破のニュースがあったわけですが、相変わらず順調なペースで口座が開設されているようです。
関連エントリ: 速報!!セゾン投信が口座開設1万人を突破!!
ここまでセゾン投信の話ばかりでしたが、マネックス・ユニバーシティ内藤忍さんもいつもながらの分かり易い説明をユーモアを交えて展開されていました。
以下内藤さんのコメントで印象に残ったものの要旨です。
+「リスクを取らないリスク」「リスクを取り過ぎるリスク」という両極端の人が大多数。資産設計にはおいては自分に見合ったリスクを取ってリターンを得る、という考え方が大事。
+マネックス証券の商品設計の基本にあるのは、自分たちが欲しい商品を個人投資家に届けるという姿勢。自分の親・兄弟にすすめられる商品。(マネックス証券の皆さんは海外ETFは欲しくないんでしょうか。スミマセン、イヤミです。)
+「投資信託の売り時」について(そういう問い合わせが増えているそうです。)
投資信託を売るのは次の3つのケース。
1.保有している投信がダメと判断したとき、つまり「見切った」とき
2.リバランスするとき。資産配分を見直すとき。
3.お金が必要なとき
「xx%騰がったら利食う」というのは、急激に騰がる機会を逃す可能性がある。
売り・買いのタイミングをはからないのが、投信との付き合い方
+バランスファンドを選ぶポイント
1.コスト
2.各資産クラスへの配分比率
世間で「バランスファンド」を名乗りながらバランスを欠いたものも多い。
(単なる「分散ファンド」も「バランスファンド」を名乗っている。)
3.各資産クラス内での運用手法
【マネックス資産設計ファンド】、【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】いずれも各資産クラスの運用はインデックス運用をベースにしている点が特徴的。
+【マネックス資産設計ファンド】は外貨建資産を50%以下に抑えている理由(Q&Aセッションから);
"ホームバイアス"に考慮したものではないか。
(内藤さんがオススメされている)アセットアロケーションにおいても
(日本株)>(外国株)ということにしている。
セゾン投信・中野社長のお話で印象に残った点。
+長期投資は「勝ちに行く」運用ではない。
「負けないことこそが大事」したがって、インデックス運用が有効な選択肢の一つ。
+【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】の資産配分に関して、過去10年のデータからすると、リターン 年8% 標準偏差 10%。
今回の対談でお二人の意見が分かれたところは
内藤さん; バランスファンドは初心者向け。いずれ卒業して自分なりのポートフォリオを設計、運用してみましょう。(どれくらいの時間を掛けてどの程度のリターンを得たかという「時給」をよく考慮するべき。また、騰がった下がったで一喜一憂するような心理的ストレスの高い運用は避けるべき。という指摘も同時にありました。)
中野さん; バランスファンドは幕の内弁当でいえば「ご飯」。そこにおかずを加えるのは個々人の好みで。もちろん「ご飯」だけでも良いでしょう。資産運用にあまり時間を掛けずに仕事、レジャーその他自分の好きなことに時間を掛けましょう。
投資教育を手がける会社の社長さん、クレジットカード会社を親会社に持つ会社の社長さんならではのコメントですね。
最後にこの2つのファンドの違いを内藤さんが分かり易くご説明されたので書き留めておきます。
【セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド】
「地球の経済成長を丸ごと買う」というのが商品の基本コンセプト。(「ホームバイアス」は無し)
【マネックス資産設計ファンド】
「イボットソンの助言を得て、現代ポートフォリオ理論を活用して各資産クラスに分散投資、適切なリスク・リターンを実現する」というのが基本コンセプト。
「バランスファンド」と一口にいっても随分と商品コンセプトが違う、というのを整理してくださいました。個人的にはどちらかが正解で、どちらかが間違いで、という議論ではないように思います。内藤さんが「どちらのコンセプトが良いか分からない人は両方買ってください」と言われていましたが、それもアリなのかなぁ、と感じました。
実に興味深い90分間でした。両方のファンドともその魅力が十分に伝わってきました。
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