2010.10.03 Sunday
JUGEMテーマ:ビジネス
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2013年5月に加筆した最新版です。
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随分前からこのタイトルのエントリを書かねばと思っていたのですが、なかなか着手できずにいました。当ブログに初めてお越しくださる方の中には、検索エンジン経由という方が結構沢山いらっしゃいます。この場合、アクセスしてくださるページは検索キーワードと関連が強いページでしょうから、このブログの主が何者なのか、どんな考え方しているのか、そうした内容が記載されているとは限りません。むしろ、断片的な情報、意見が記されている方が圧倒的に多いことと思います。
ですから、何かのきっかけで初めて当ブログにお越しくださった方に「ボクはこんな考え方です!」ということを簡単にお伝える仕掛けがあるべきではないか、と以前から考えていたわけなんです。
そこで、今回ようやく作成しました。
当ブログにはじめてお越しの方へ (2010年10月)
スタートです。
ようこそ、rennyの備忘録 へ。
当ブログを運営している renny です。(プロフィールは こちら)
こちらのサービスでブログを始めて約4年になります。
複数の投資信託で自分独自のポートフォリオを作成、じっくりと時間を掛けて資産形成することを目指しています。毎月ほぼ一定額ずつ投資信託を買い付ける、コツコツ投資(#k2k2)を実践しています。
個人投資家の目線で投資信託に注目してブログを更新する「投信ブロガー」です。
投資信託を主たるテーマに据えてブログ更新している皆さんのご協力を得て毎年発表している、
"投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year"
の運営委員長を務めております。
さて、このエントリでは、
当ブログに始めてお越しになった方のために
「ボクのおカネ観」
「投資に取り組む理由」
「現在の投資方針・実践の状況」
「チョクハンを応援する理由」
「ブログを通じて実現したいこと」
について、以下述べてみます。
ボクのおカネ観
1.おカネは使わないと増えない。
おカネは上手に使われると時間を掛けてゆっくりと増える。
預貯金もおカネの使い方の一つ。
銀行に預けたおカネも運用先に投じられるわけで、その意味ではおカネを使っています。銀行に預けたところでちっとも増えないのは、上手に使われていないから、あるいは、仮に機会を見つけていても制約が多過ぎてそれを活用することができない、手を出すことができないから、とも考えられます。
猫も杓子もなんでもかんでも今後持続的に成長できるとは考えていませんが、経済は引き続き拡大していく、とボクは信じています。ですから、その成長、拡大に乗っかるようなおカネの使い方をしたいものです。
2.おカネには、
より良い社会へ方向付ける、問題解決に資するポジティブな力がある。
投資・金融にはポジティブな力があると思っています。より良い社会に方向付けるような、目下の問題を解決に挑戦するような、そんな製品・サービスを世の中に送り出すための血液がおカネであり、その血管を張りめぐらせるのが投資であり、金融である、そう考えています。こうした考え方が自分のものになったなぁと感じるのはごくごく最近なのですが、もっと若い時期にそうありたかったなぁと思っています。そんなわけで、自分の子どもたちにはしっかりと伝えたいと思っています。その気持ちの昂ぶり?からこんなショートストーリーも書いてみました。
このような考えが自分のものになったからこそ、"滴から大河へ : From Drops of Dew to the Mighty River" という発想により一層強く共感するようになりました。
3.おカネはあの世には持っていけない。
自分の人生がこれから先どうなるやら分かりませんが、自分が形成した資産は自分の意思で使い切りたい、そう思っています。自分の子どもたちが学ぶ環境についてはしっかりと整えてあげたいとは思っていますが、カネめのものを遺してあげようとはあまり考えていません。もちろん、ボクが早くにポックリと逝っちゃうことへの備えは必要ですが。
投資に取り組む理由
そもそもは子どもが生まれた際に、学資形成しなきゃな、と考えたのがキッカケです。「海外に留学したい」なんて言い出したりしたら、その願いを叶えてあげたいですもんね。でも、そういう学資形成を株式や投資信託への投資を通じて試みるのは邪道じゃないか、というご指摘もあるでしょうね。それについては、コモンズ投信「こどもトラスト」に寄せたメッセージをご覧下さい。
ただ最近では、投資に取り組む理由の一つとして、子どもたちの学資形成を捉えています。投資を通じて形成した資産を「家族の幸せ」に使えればなぁ、と思っています。投資を通じて、いままで気付かなかった「幸せ」に出会えることもあるかもしれませんね。
現在の投資方針・実践の状況
ここ数年自分で投資に取り組んで、自分なりの信条ができつつあります。
1.投資・資産運用において、誰にでもあてはまる唯一無二の正解があるわけではない。
株式市場も将来何が起こるか完全に予測できるわけではない世の中の一部ですから、「絶対」の必勝法なんて無い、というのがボクの考えです。
2.かといって、投資・資産運用は「難しい」と捉えるべきではない。
「正解なんて無い!」と言い放つと次の瞬間、「そんな難しいのならやめとこ」「投資・金融って何だかとっつきにくい」という風になってしまうことも多いかもしれません。でも、投資もおカネの使い方の一つだと考えれば、シンプルになるのではないでしょうか。ものすごくシンプルに考えると「この会社のために自分のおカネを使ってみたいか?」というのが投資の本質と言えるのではないでしょうか。
3.だから、自分で調べて、考えて、判断しよう。
自分のおカネの使い方なんですから、自分自身で調べて、考えて、判断することが何より大事です。ボク自身、本を読んでみたり、専門家のナマの声を聴いてみたりすることを励行するようにしています。
煎じ詰めると、必要なのは「(ほんのちょっぴりの)勇気」かもしれません。
さて、実践している投資について、です。
ボクは欲張りです、実は。
グローバル経済の成長を享受したいし、一方で国内においては「ステキだな」と感じる会社におカネを使いたい、と思っています。そんなわけで、外国の株式・債券については市場全体に投資する「インデックス投資」を中心に、国内の株式については銘柄を選別して投資する「アクティブ投資」をメインにしています。ただし、国内株式について自ら選別するのではなく、ボク自身が共感できるファンド・マネジャーが運用する、アクティブファンドを活用しています。
結果、実際に投資している商品のほぼ全てが「投資信託」になっています。
ボクは「投資信託」という仕組みが大好きなんです。
第一に、少額から低廉な保有コストで分散されたポートフォリオを持つことが出来ます。
現に、ネット証券を通じて一部の投資信託は1,000円から買い付けることが可能です。
第二に、ボクたちが投資信託に使ったおカネ、その運用先である株式・債券・有価証券は信託財産としてキチンと分別管理されています。預金の「ペイオフ」とは対照的です。
第三に、毎日時価を確認することができ、必要であれば速やかに換金することが可能です。
第四に、月次レポートや運用報告書を通じて、自分のおカネがどんな先に使われているのか、どんな考えのもと使われているのかをしっかりとチェックすることができます。これも銀行預金とは対照的ですね。
少額から投資することができますので、ボクは毎月コツコツと積立投資を実行しています。
この積立投資の結果、どのような資産配分になっているかを毎月ブログで更新しています。
- <保有資産の配分>
このスタイルをじっくりと、のんびりと弛まず継続していくつもりです。当ブログでは何度と無く強調していますが、「継続は力なり」と固く信じています。
チョクハンを応援する理由
上記の「毎月買付ける投信」には、投資信託を設定、運用するだけでなく自ら販売する「チョクハン」の商品が数多く含まれています。現在、国内には8社がチョクハンに取り組んでおり、11本の投資信託が存在しています。(実は、ほんの少額しか保有していないものがあるものの11本全て保有しています。)ブログのサイドバー(左側)にあるとおり、ボクはこれらのチョクハン各社を応援しています。
なぜ応援しているかその最大の理由は、多様性に富んだ投信会社に現れて欲しい、と考えているからです。そして、投資・金融の持つポジティブな力を広くアピールして欲しいのです。現在、3,000本を超える公募投資信託が存在しています。しかし、です。投資・金融のポジティブな力を感じさせてくれる、そんな商品はほとんど見受けられません。その背景には、販売会社、大手金融機関グループ系列の存在が大きいというのがボクの理解です。彼らの多くは「その時、売れりゃいいでしょ」という発想で商品を提供しているように思われます。そこに投信会社ごとの差別化に対する強いこだわりのようなものは感じられませんし、仮にそういうものがあったとしても、ボクにはまるで響かない、つまり、「投資・金融のポジティブな力を伝えたい」という想いがどこにも感じられないのです。新しく商品を世に送り出して、ちょっこしおカネを集めて、しばらくしたらお次の商品、この繰り返しを続けているようです。こうでもしないと、なかなか3,000本超なんて数字にはなり得ません。
上で述べたとおり、ボクは「投資信託」が大好きです。
「投資信託」は、「投資・金融ってポジティブなことを実現させる可能性があるんだよ」という想いを埋め込むことができるし、そうした価値観を共有する投資家を結びつける、さらにその輪を広げることもできる、そう考えています。そうした挑戦に、販売会社を介さず商品を直接販売するチョクハンの各社は取り組んでいると感じられます。
もちろん、こうした取組みはチョクハンでなければできない、というものでもありません。大手金融機関のグループに属する投信会社の中にも、こうした取組みに一歩踏み出そうとしているところがあります。そうした投信会社については、チョクハンと同様に、熱ーーーく支持したいと考えています。
こうした投信会社と投資家の間には「信じて託す」「信じられて託される」という関係がある!、それでこそ「投資信託」と呼ばれる値打ちがある!、そう思っています。
ブログを通じて実現したいこと
今、一番強く感じているのは(上で何度となく述べていますが)
投資・金融にはポジティブな力があるんだ!
ということです。
しかし、だからといって
「投資をしましょうよ!」
とおススメしているわけではありません。
株式や投資信託に投資するか否かは、個々人の自由だと思いますから。長期で取り組むためには事前の準備や覚悟(:ちょっと大げさですが)がそれなりに必要なんです。
ボクがこのブログを通じて実現したいこと、
1. 投資・金融にはポジティブな力がある!
2. 投資・資産運用は少額からでも取り組める!
3. 「信じて託す」「信じられて託される」そんな「投資信託」
この3つの存在を、一人でも多くの人に知ってもらうことです。
2010年10月、ボクは上に述べたようなことを考えつつ、日々ブログを更新しています。内容に変化が出てくればその都度加筆修正することにします。
2010年10月3日
renny
<2011年9月3日 追記>
↑↑↑の文章をお読みになって、で、どうやって取り組んだらいいの?と思われた方、次のエントリをご参照ください。
<追記 了>