こちらのプレスリリースをご覧ください。
スパークス:帝国繊維株式会社(証券コード:3302)に2年連続で株主提案
ボクが毎月買付けているファンド(詳しくはこちら)の1本に、
【 スパークス・日本株式・スチュワードシップ・ファンド】
があります。このファンドに組み入れられたポートフォリオの1社が
帝国繊維
です。
その帝国繊維に対して、ファンドを運営するスパークス・アセット・マネジメントが、今年3月の株主総会に向けて「株主提案」を行うそうです。「2年連続」です。前回、提案は2つでしたが、今回は3つです。
1. 取締役選任の件
社外取締役として 、名取勝也氏 を選任する
2. 剰余金の配当の件
第 93 期の 期末配当として 、 1 株あたり 95 円を 配当する (なお 本件 公表時点における 同社の計画は 1 株あたり 35 円)
3. 定款の一部変更の件
取締役の任期を 、現在の「選任後 2 年以内」から 、「選任後 1 年以内 」に 短縮する
前回との違いは、社外取締役候補を提案したという点。
この点に関連して、今回の資料で最も驚かされたのがここです。
● 現社外取締役2名は、コーポレートガバナンス・コード(以下「CGコード」)が期待する独立社外取締役としての役割・責務を十分に果たしているとはいえません。
● CGコードによれば、独立社外取締役はその役割・責務として「経営陣・支配株主から独立した立場で、少数株主をはじめとするステークホルダーの意見を取締役会に適切に反映させること」が求められています(CGコード原則4−7(iv)項)。
● しかし、両氏は当社が求めた面会を合理的な理由もなく拒絶し続けており、少数株主の意見を吸い上げる努力を尽くさず、現経営陣を無条件に是認するかのような姿勢を示し続けています。
● このことは、「株主からの対話(面談)の申し込みについては、合理的な範囲で応じることとしております」というCGコード原則5−1を遵守するため同社が自ら定めた方針にも違反します。
https://www.sparx.co.jp/proposal/20190122_J.html