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アクティブファンドに求める条件/本日のスープ105皿目

JUGEMテーマ:Global Investment

 

 

本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
105皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。

 


 

 

102〜104皿目は「アクティブ・ファンドの評価軸」をテーマに連載が続き、104皿目でm@さんから「信用」というキーワードが提示された。

 

個人投資家がファンドに対してパフォーマンスや低コストを求めていることは、運用会社に伝わっていると思う。しかし信頼関係を築きたい!という部分については、個人投資家の側からの発信も少なく、認識している運用会社も少ないように思う。

 

 

いい機会なので、私たちがどのような運用会社を信用し、長く付き合いたいと考えているのか、過去のコラムも振り返りながら、箇条書きにまとめてみた。

 

 

  • 新商品を乱発するのではなく、自社の運用哲学を色濃く反映した旗艦ファンドを大切にしていること。16皿目41皿目

  • 運用哲学や価値観を明示し、信頼・共感できる相手がどうか判断できること。28皿目61皿目102皿目

  • 投資先の企業をどのような観点で有望と判断したのか情報開示すること。またそれを通じて新たな発見や気付きを与えてくれること。102皿目103皿目

  • 年次総会や運用報告会を通じて、ファンドとの信頼関係を確認すると共に、そこに集う投資家の考えも共有することができること。94皿目103皿目

 

このような条件を満たす運用会社の存在が、私たちの資産形成と金融リテラシーの向上につながり、ひいては投信文化の発展に寄与するのではないだろうか。

 

なにかしらの宣言文みたいなものを作成し、賛同する個人投資家を集めたりするのも面白いかな、と思いますがrennyさんいかがですか?

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) | 
『本日のスープ 〜株式投資をめぐる三重奏〜』電子書籍版が出来ました!!!

JUGEMテーマ:Global Investment

 

m@さんまろさん と2014年2月から続けている

リレー形式のエッセー

 

本日のスープ 〜株式投資をめぐる三重奏〜

 

が100皿目(100回目)に達したのを記念して、まろさんが電子書籍版をリリースしてくださいました!

 

pdf版もあります。

 

https://pixy10.org/todays-soup100.pdf

 

電子書籍のフォーマットで欲しい!読みたい!、しおりとか付けたい!というご要望をお持ちくださったら、電子書籍版を御利用下さい。

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 05:52 | comments(0) | trackbacks(0) | 
人生に投資をどう生かすか?/本日のスープ102皿目

JUGEMテーマ:Global Investment

 

 

本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
102皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。

 


 

 

前回の一皿でのm@さんからのお題「アクティブファンドの評価軸」。

まず身も蓋もない言い方になってしまうが、個別株投資の投資家である今の私にとって、「投資リターンを得る」ためだけならば、株式に投資する投資信託は必要ない。現在、日本には6,000本もの公募投資信託が乱立しており、日経平均(225社)とS&P500(500社)から長く投資したい企業を選ぶ方が簡単に感じてしまうから。

ただ株式投資を単なる金儲けの手段として終わらせるのはあまりに惜しい。「株式投資を通じて世の中を学びたい!」という向上心が、投資以外の収入を増やし、人生を豊かにするものだと考えているから。たとえば私が大学卒業後に得た給与収入のほとんどが株式投資をはじめたことに由来するものだ。

「学びがあるか?」という観点からすると、私にとってインデックスファンドは論外。しかしごく一部のアクティブファンドには一考の価値がある。世の中や企業の見方など、自分では気付かなかった視点を与えてくれることで視野が広がるからだ。つまり私にとってアクティブファンドに不可欠な要素として、

投資先企業をどのような観点で将来有望と判断したのか等の情報開示

しかしこれ以上に私にとって大切な評価軸がある。現在、私の株式投資額のうち数%を鎌倉投信「結い2101」が占めており、継続的に投資している唯一のアクティブファンド。その訳は2008年春に感銘を受けた本にある。

坂本光司日本でいちばん大切にしたい会社

会計情報を中心に投資先企業を選んでいた当時の私は、この本を読んだことで、株主として誇れる会社に投資したいと考えるようになった。しかし今のように統合報告書やESG投資は一般的ではなく、片っ端からCSRレポートや環境報告書を読んでも本業との関連性が分からない記述ばかり。個人投資家としてできることの限界を感じていた。

そんな中、私と同じように坂本光司さんの著書に感銘を受け、創業時に運用方針策定の参考にしたという、アクティブファンドが登場した。それが鎌倉投信「結い2101」。自分がこういう運用をしたい!と思ってもできないことを実現してくれる、すなわち、

運用哲学に共感できる

これがなければ私にとって投資信託の存在意義はないと言っても過言ではない。そもそも投資信託は文字通り「信じて託す投資」なのだから。

ちなみに以前も紹介したとおり、私は鎌倉投信が縁で結婚した。28歳の時に経済誌の取材を受けて以降、あからさまにお金目当ての女性に言い寄られることが続き、生涯独身を決め込んでいたのだが…。結婚相手に求めるものが、投資に理解を示して欲しいがお金に目がくらむ人は嫌だ、という面倒なこだわりが成り立つには、鎌倉投信のような場が不可欠だったのかもしれない。

長くなってしまったので最後に話をまとめると、

投資リターンのみに着目しているうちは、株式投資による真の恩恵は受けられない

そこから得られる学び等の生かし方次第で、豊かな人生を送ることができる。これは私の人生で実証済みなのでかなり自信がある。つまり「投資を人生にどう生かすか?」という大前提から導き出される「アクティブファンドの評価軸」が、

運用哲学に共感できる」

投資先企業をどのような観点で将来有望と判断したのか等の情報開示

とはいえ個別株投資が主体の投資家の見方なので、少し変わっているかも。次回この道のプロであるrennyさんが書かれる一皿をメインに、今回の私の一皿はデザート程度に楽しんでいただくのがいいと思う。

まろ@投資を楽しむ♪

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) | 
本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 100皿分を一気に召し上がれ!

JUGEMテーマ:Global Investment

 

 

m@さんまろさん とご一緒に続けているリレーエッセー

 

 

本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜

 

先日、100皿目となりました。

 

「貯蓄から投資へ」ではなく「FX、仮想通貨と一緒に並べるな!」じゃない?/本日のスープ100皿目 - いい投資探検日誌(from 八女)

 

その100皿分を最初から一気に味わえるpdf版をまろさんが制作してくださいました。

まろさん、ありがとうございます!!

 

なんと、133頁もあります!

 

https://pixy10.org/todays-soup100.pdf

 

さらに、こんな企画も進行中です。

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 
この20年で改善された資産形成のための投信事情/本日のスープ99皿目

JUGEMテーマ:インターネット

 

 

本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
99皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

前回の1皿でm@さんが言及された、つみたて投資専業の証券会社「tsumiki証券」。10年後に今を振り返った時、大きな転換点として認識されるのではと。というのもIT革命後の日本の投資信託をめぐる動きを振り返っていたら、

 

  • 2000年頃に誕生したネット証券と独立系運用会社
  • 今年2018年のつみたてNISA制度とtsumiki証券

 

 

この2つをひとつの線でつなぐこともできるように思えてきたから。

 

 

見識のある個人投資家が嫌悪感をいだく、従来の投信ビジネスモデルは以下のようなものだ。

 

 

投信を販売する証券会社が主導して、グループ内の運用会社と結託し、旬のテーマの投信を作っては潰す。顧客には約2年に1度の回転売買を進めて、販売手数料を稼ぐ。顧客はカモにされるばかりで投資の裾野は広がらず、運用会社も長期投資の腕を磨くこともできない。

 

 

今なおこの業界で未解決の問題で、ここ数年は金融庁が年次の「金融レポート」で繰り返し批判し、昨年には「顧客本位の業務運営に関する原則」を制定。顧客の利益を軽視する金融機関は淘汰されるべき!と強い姿勢で臨んでいる。

 

 

だが若いうちからの資産形成という観点であれば、この20年で上記の課題は着実に改善されていったように思う。

 

 

課題解決の一端を担ったのが2000年頃に登場した、インターネット専業証券や大手金融グループに属さない独立系運用会社だ。店舗を持たないネット証券は、販売手数料ゼロで信託報酬も低廉なインデックスファンドの拡充に抵抗がなく、また販売会社を通さず自社の投信を直販する運用会社は、顧客の長期的な資産形成に資する投資信託を設定していった。

 

 

こうして現在の30〜40代の資産形成層には、インデックスファンドを中心にした積立分散投資が定着しつつある。ただしあくまで意志を持って資産形成に取り組んだ一部の層に限られた話だ。このままでは投資に踏み出せない層との格差が大きくなってしまう。

 

 

ネット証券は顧客の資産を毀損するような押し売りはしないが、たとえばSBI証券、楽天証券ともに約2,600本の投信を並べているだけ。ここから自分で選べと言われたら、投資未経験者は尻込みしてしまう。対象投信を絞ったつみたてNISA制度の創設は、こうした問題に対処するための政策だったとも言えるだろう。

 

 

しかし当初は50本程度に絞られていたつみたてNISA対象もしだいに数が増え、今や150本を超えてしまった。ここに新たなビジネスチャンスを見出したのが、つみたてNISA対象の投信から4本のみを厳選して販売するtsumiki証券、ということになるだろうか。

 

 

上記のように約20年を振り返ると、新規参入によって、資産形成層の投資環境は改善が進んでいる。しかし銀行や証券会社の窓口での取引をメインとしている高齢者の環境は、20年前から時計の針は止まったままだ。日本の個人金融資産の6割を60代以上が保有していることから、投信ビジネス全体の改善は道半ばといったところだろうか。

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 06:29 | comments(0) | trackbacks(0) | 
積立投資が良質な投信を育てる/本日のスープ96皿目

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本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
96皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

昨年からSBI証券のiDeCoで投資できた

 

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド

 

 

今月から普通の証券口座でも取扱いが開始されたので調べてみると、「積立投資」しか選択できないように設計されていた。これは興味深い。

 

 

そもそもなぜアクティブファンドがインデックスファンドに劣るのか? 私なりの仮説を簡単にまとめると、

 

 

  • 多くのファンドは新規設定時や相場上昇時にだけファンドへ資金が流入し、 相場全体が下落した時は資金が流出する。
  • 運用資産における株式の割合を高く設定していることが多いため、株価が高い時に投資し、株価が安いときには売却することになる。

 

 

よって、相場に一喜一憂する資金の動きに振り回され、そもそもまともな運用などできっこない状態なのだ。

 

 

結果としてアクティブファンドのほとんどが、その時々の旬のテーマで新規設定され、数年たったら消えていく、というようなことになってしまう。もちろん投信の回転売買で稼ぎたい販売会社に運用会社が逆らえない、というこの業界の構造的な問題もあるが。

 

 

だから運用会社がアクティブファンドでまっとうな運用成績をあげたいと思うなら、ファンドマネージャーの力量よりも、まずは相場全体の動きに左右されない、資金流入の仕組みを作ることが最優先事項であると考える。

 

 

以上のことから、「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」の積立投資以外の顧客はお断りといった設計には、本気でいい運用をしたいという心意気が伝わってくる。ただこうした想いに共感する顧客がいなければ存続はむずかしい。

 

 

前回の95皿目では、m@さんが投資未経験者に資産形成の手段として、積立預金だけでなく積立投資を知って欲しい、という話があった。この話に付け加えるなら、志ある投資信託が育つかどうかは、積立投資がどれくらい普及するかどうかにかかっていると言えるだろう。

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 19:13 | comments(0) | trackbacks(0) | 
投信版・料理の鉄人。そろそろできる?/本日のスープ93皿目

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本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
93皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

「バフェット型」と「バンガード型」の話からふと思い出したバフェットから手紙。

 

2013年の手紙で自身の遺産はバンガードのS&P500インデックスに投資するよう遺言を書いたという話は有名。でも以下に引用するのは1965年に書かれたもので、インデックスファンドが本格的に世に出る以前の話。

 

 

当時のバフェットは、インデックスに負けるファンドが存在するのは知的能力や誠実さの欠如のせいではなく、次のような原因があると指摘している

 

 

  1. 集団意思決定…優秀な資産運用会社では規模を問わず、関係者全員が意思決定に参加するのは不可能に近い
  2. 願望…ある程度評判のよい大企業を組み入れたポートフォリオにしたいと思っている
  3. 評価制度…平均的な結果のほうが安全で、リスクをとって大きなリターンをあげてもそれに見合った個人的報酬は得られない
  4. 固執…不合理な分散投資を実践しようとしがみつく
  5. 惰性

 

そしてバフェットがこの指摘をした10年後の1975年にジョン・ボーグルがバンガードを創業。アメリカの運用業界を席巻することになる。

 

私が投資を始めた2000年頃は、バフェットの条件を満たすアクティブファンドばかりだったように思う。厳しい言い方をすれば、プロ意識の感じられないサラリーマンの運用するファンドばかりという印象。運用哲学等の情報開示が少なすぎてそう見えたのかもしれないが…。

 

当時はインデックスファンドもほとんど見当たらず、それゆえ私は個別株投資で資産形成を目指すことを選んだ。その後は30年前のアメリカと同様に、資産形成層の間でインデックスファンドが圧倒的な人気となっていった。

 

ただ最近は前回m@さんが書かれていたように、少ないながらも個性的なアクティブファンドが育ちつつある。運用会社が顧客への情報開示に積極的なのが特徴で、投資に対する考え方が合うかどうかでファンドを選ぶこともできるようになった。

 

 

こうした動きが、指数とコスト以外に個性が存在しないインデックスファンドに慣れ親しんだ層の目に、どう映っているかは分からない。だがファッションに敏感な女性のクローゼットが、ファストファッションに埋め尽くされることがないように、知的好奇心を持って資産形成に臨む個人投資家がインデックスファンドだけで満足するとは思えない。

 

 

投信業界の健全な発展のためには、意志を持った運用会社はもちろん、アクティブファンドに関心を寄せる個人投資家の存在が不可欠だ。そういえば昔、rennyさんがこの連載の中で書かれていた

 

 

 

料理の鉄人のようなイベント、そろそろ実現できるのでは?

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) | 
投資には人生を変える力がある/本日のスープ90皿目

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本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
90皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

前回はm@さんから投資がきっかけの転身が語られた。
投資で通じて新たな自分と出会う。これがアクティブ投資の究極形態かもしれないなぁと感銘を受けた。

 

m@さんほど華麗な転身とはいかないが、私も投資を通じて新たな自分と出会い続けている。
私が投資をはじめたきっかけはこの企画でも紹介したとおり、

 

 

 

 

大学4年生の時に「あなたの世代は年金もらえないから、このお金で投資の勉強しなさい!」とへそくりを渡してくれたのがきっかけ。

 

 

思い起こせば投資をはじめるまでは、推理小説以外の本を読んだことがなく、教養も思考力も何もない中身は空っぽの若者だった。しかし投資で必要に迫られて経済書を読み始めたのを機に科学、哲学、文化、歴史と多種多様な本を読み続けた。現在ではすっかり周囲の評価も読書家として定着。勝手に私の弟子になってしまう方も増え「今の私に合った本を紹介して下さい」とお願いをされることもある。十数年前には想像もしなかった人生だ。

 

 

また脳みそ空っぽな大学生だったことに加えて、就職氷河期の時期にあたったこともあり、25歳までまともに仕事を手にしたことがなかった。仕事をできるようになったのは、個別株投資のために財務・会計の勉強をしていたおかげで、税理士事務所に雇ってもらえたから。そしてこの事務所で鍛えてもらったおかげで、総務全般の効率化からはじめる経営改善が得意技となり、今ではNPOの運営を丸ごと請負みたいな仕事もしている。

 

 

最後に投資をきっかけとした人生最大の転機と言えば結婚。私が知人から投資をはじめたいと相談を受けた際には、まずは鎌倉投信のセミナーで話を聞いてくることを進めているのは以前この連載でも紹介した。

 

 

 

 

鎌倉観光ついでに鎌倉投信本社への引率ツアーみたいなこともしていたら、それをきっかけに以前からの知人と意気投合して、あっという間に結婚。30代後半に突入しても女性との交際経験ゼロだから、生涯結婚することもなかろうと悟りを開いた矢先のことだった。

 

 

以上のように私の人生の土台は、すべて投資と出会ったことでできている。

 

 

おそらく連載の中で3人とも共通して「投資には社会を変える力がある!」というメッセージを込めた記事を一度は書いていると思う。でも何よりもまず「投資には投資家自身の人生を変える力がある!」ということを強調したい。

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) | 
私の成功体験/本日のスープ87皿目

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本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
87皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

前々回から投資の成功体験について話題になっている。

 

 

森信親 金融庁長官 が「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」に寄せた

 

「なぜ日本人の間で投資による資産形成が普及していないのかを考えてみると、その理由のひとつに、「投資の成功体験」が広く共有されてこなかったこと、が挙げられると思います。」

 

 

の中の「投資の成功体験」というキーワードについて、

 

 

  • 投資活動にたくさんの時間が費やされること無く、長期投資が生活の一部になっている状態。(rennyさんの85皿目)
  • 貯蓄と同じ路線で語られる資産形成(投資)が市民権を得ること=金融庁が目指している投資から資産形成であり、生活者の家計に投資の成功体験が共有された状態。(m@さんの86皿目)

 

 

といった解釈が提示された。

 

 

投資の成功体験と言われて、ふと考え込んだ。

 

 

私は21歳の時に株式投資をはじめて今月でちょうど17年、ブログも12年書き続けているけど、自分自身のことを詳しく語ってこなかった。特殊事例でまぐれだと思っているし、今の時点で成功していると言えても未来のことは分からないから。

 

 

でも短期間で莫大な利益を上げるような投資とは無縁の「投資リターンは人生のオマケ」(54皿目)なんて投資哲学を持つ、私の成功体験は語る価値があるように思えてきた。

 

 

何を成功とするかは難しいが、私の収入面の現況をお伝えすると、ほどほどの仕事から得られる報酬に、株式の配当金や債券利息を加えると、週5日めいっぱい働いた場合の3分の2くらいの収入程度になる。収入は減ったものの、自由な時間が増え、のんびり暮らしている。

 

 

ここまでの道のりで、短期間で資産を大きく増やすような投資の成功はおさめていない。
短い期間で買値の倍以上で売却できた成功体験は17年間でたったの1度、サンリオ株が3年で5倍。長期で見ても倍以上で売ったのはトヨタ株が12年で2.5倍。現在保有している株式で倍以上になっているのが7社あるが保有期間は5〜10年と長い。

 

 

そして投資先の企業も誰もが名を知る企業ばかり。日々の生活の中でこの企業いいなと思ったときに調べておいて、証券市場が混乱しているとき投資して、そのまま持ち続けているだけだ。このようにのんびりした運用手法なので、実のところ投資そのもので増やした資産はたいした額ではない。

 

 

私が大学を卒業したのは2001年3月。いわゆる就職氷河期にあたり、文系ながらITバブルのおかげでなんとかIT企業に職を見つけるが、就職したときにはバブルが崩壊していたこともあり、1年でサラリーマン生活は終了。本来ならば転落人生に突入するところだったが、株式投資をはじめていたことで救われる。そこから約10年間、投資を通じて学んだ知識や経験を、証券市場とは別の分野でお金に変えることで、投資の元手としてまとまった金額を手にすることができた。この幸運が資産形成のスピードを速めた一番の要因だ。

 

 

冷静に振り返ると、投資を通じて世の中のことがどんどん分かるのが楽しくて、知的好奇心のおもむくままに突っ走っていたら、運よくお金がついてきただけではないかとも思う。ただ投資との出会いが人生の可能性と選択肢を大きく広げたことには違いない。だから食わず嫌いにならず、多くの人に投資の世界を活用してもらいたいなと願っている。

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 06:34 | comments(0) | trackbacks(0) | 
この3年をふりかえる/本日のスープ84皿目

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本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜>です。
84皿目を担当するのは ”投資を楽しむ♪”のまろさんです。
 


 

 

3人で連載をはじめたのが2014年2月だからまもなく丸3年。
前回m@さんが言及されていた「ふるさと投資」について、3年前とは変わったなぁと感じていることがある。

 

ミュージックセキュリティーズの動向を中心にこの10年を簡単に振り返ってみよう。

 

 

同社がミュージシャン向けに行っていた、いわゆるクラウドファンディング(Crowd:一般大衆+Funding:資金調達)の仕組みを酒蔵などの一般事業に広げてもう10年くらいになるだろうか。2008年の金融危機をきっかけに自分のお金がどこに投資されているのかに着目する投資家が増えはじめ、2011年には東日本大震災後の被災地応援ファンドが注目を集めた。

 

 

2014年10月には内閣府に「ふるさと投資」連絡会議が設立され、2015年5月には「ふるさと投資」の手引きが発行された。なお「ふるさと投資」は以下のように定義づけがされている。

 

 

地域資源の活用やブランド化など、地方創生等の地域活性化に資する取り組みを支えるさまざまな事業に対するクラウドファンディング等の手法を用いた小口投資であって、地域の自治体や地域づくり団体の活動と調和が図られたものをいう。

 

 

また私自身ミュージックセキュリティーズのファンドに投資していて最近一番変わったなと思うのが、共感が持てる事業内容でかつ事業計画が妥当なファンドは募集開始からあっという間に上限まで資金を集めてしまうこと。先日、投資した「丹波栗の和のモンブランファンド」が募集開始から2,3日で受付終了になっていて驚いた。

 

 

こうした動きを見ていると、積極的に投資リターンを得ようとする投資家がふるさと投資の分野に参入してきているのではないかと感じている。新たな投資家層の登場はこの分野をより活性化させていくに違いない。

 

 

また3年間で変わったのはこの分野だけではない。

 

 

2014年10月に金融庁が「金融モニタリングレポート」を発表し(2016年からは「金融レポート」に名称変更)、年に一度、金融庁が顧客目線に立って金融機関をぶった斬る!という内容になっている。たとえば2016年度のレポートの中では、

 

 

我が国では、家計の安定的な資産形成に適した投資信託が必ずしも広く提供される状況にはなっていないものと考えられる。その背景としては、例えば販売会社については、短期的な手数料収入等の足元の利益を優先させるあまり、顧客の長期的・安定的な資産形成に貢献し、そのことにより自社の収益基盤の拡大も図っていく、という姿になっていない状況が推察される。

 

 

本日のスープの連載の中でも投資信託業界の問題点が議論されてきたが、いよいよ金融庁も動きはじめたことで、個人型確定拠出年金(iDeCo)の普及とともに、資産形成に適した投資信託の選択肢が増えていくのではないだろうか。ふるさと投資同様に投資信託にも新たな投資家が育つことを期待したい。

 

 

まろ@投資を楽しむ♪

 

 

 

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| 本日のスープ〜株式投資をめぐる三重奏〜 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) | 


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